「革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業」
令和6年度社会実装・海外展開志向型戦略的プログラムの公募(第1回)を開始

2023年12月8日

国立研究開発法人情報通信研究機構

国立研究開発法人情報通信研究機構(NICTエヌアイシーティー、理事長: 徳田 英幸)は、「革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業」に係る令和6年度社会実装・海外展開志向型戦略的プログラムの公募(第1回)を下記のとおり開始します。

1. 社会実装・海外展開志向型戦略的プログラムの目的

革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業のうち、「社会実装・海外展開志向型戦略的プログラム」は、社会実装・海外展開に向けた戦略とコミットメントを持った研究開発プロジェクトを重点的に支援するものです。本プログラムは、原則として、一定期間内に技術成熟度(TRL: Technology Readiness Level)を一定の水準*に到達させることを目指す研究開発を対象とし、助成事業として実施します。
* 例えば、4年以内にTRLが概ね6、5年以内にTRLが概ね7といった水準を想定。

2. 公募内容

公募対象とする技術分野等を検討するために実施した予備調査(提案期間: 本年10月4日(水)〜10月31日(火))を踏まえ、次のとおり公募します。
(1) 公募要領
 
(2) 公募対象となる技術分野・研究開発プロジェクト
公募対象とする技術分野は、「オール光ネットワーク関連技術」及び「セキュアな仮想化・統合ネットワーク関連技術」とします。これらの技術分野において公募する研究開発プロジェクトの概要、助成期間、助成額は、別紙(公募要領から抜粋)のとおりです。

3. 応募方法

公募要領別添の研究開発プロジェクト候補に関して、社会実装・海外展開に向けて、提案者が自己投資を含め覚悟を持って取り組む事業計画及び研究開発計画について、様式の項目に従って具体的に記入の上、ご提案ください。
応募書類、提出先等については下記のとおりです。
(1) 応募書類
 以下の書類を作成し、提出してください。
 
ア 提案書様式(Word形式)及び提案書概要(PowerPoint形式)
※必要に応じて関係書類を添付
 
イ (別紙1) 提案要旨
 
ウ (別紙2) 必要積算経費一覧表
 
 
(2) 提出先・提出方法
応募書類は府省共通研究管理システム(以下「e-Rad」)により機構に提出(e-Rad上の「基本情報−申請書類」「応募情報ファイル」の項の「ファイル名」欄にアップロード)してください。
e-Radの使用に当たっては、本件に応募する者(研究開発機関)に所属する助成事業に係る研究開発を行う代表者の事前登録が必要となります。e-Radへの登録には日数を要する場合がありますので、10営業日以上の余裕を持って手続をしてください。

e-Rad ポータルサイト: https://www.e-rad.go.jp/

4. 公募期間

令和5年12月8日(金)〜令和6年1月9日(火)17時まで

5. 公募説明会(オンライン開催)

日時: 令和5年12月15日(金)14:00〜 最大1時間半程度
本説明会への参加をご希望の方は、以下のリンクからフォームにて、12月14日(木)11時までにお申し込みください。
 フォームアドレス: https://forms.office.com/r/iYpHY3buVB
 QRコード: 
 
※フォームに記入するメールアドレスに誤りがありますと、会議資料及びオンライン会議リンク情報をお届けできませんので、送信前に十分ご確認ください。
※申込み多数の場合等、参加をお断りさせていただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。

6. 公募関連資料

7. 参考情報

別紙

研究開発プロジェクト候補一覧
[公募要領から抜粋]

公募対象とする研究開発プロジェクトの候補は以下のとおり。

オール光ネットワーク関連技術

研究開発プロジェクト①: 超高速・大容量ネットワークを実現する帯域拡張光ノード技術に関する研究開発プロジェクト
研究開発期間:  4年間(令和6年度〜令和9年度末まで)
助成額上限(4年間): 40億円程度 ※令和6年度・令和7年度で20億円程度上限
概要: Beyond 5G(6G)の基盤となる超高速・大容量ネットワークを構成する1.6T bps級の光伝送システムへの実装を念頭に、光送受信機及び波長多重ノードの帯域拡張を実現する帯域拡張光ノード技術の研究開発を支援する。

研究開発プロジェクト②: 光ネットワークの低消費電力化に向けた小型低電力波長変換・フォーマット変換技術に関する研究開発プロジェクト
研究開発期間: 3年間(令和6年度〜令和8年度末まで)
助成額上限(3年間): 60億円程度 ※令和6年度・令和7年度で45億円程度上限
概要: Beyond 5G(6G)に求められる光ネットワークの低消費電力化の実現に向けて、既存の100 G bps再生中継器と比較してビット当たりの消費電力を1/10に低減することを目指し、波長変換と合わせて変調方式、光信号帯域等のフォーマット変換を行う小型低電力波長変換・フォーマット変換技術及び小型波長変換用フロントエンド技術の研究開発を支援する。

研究開発プロジェクト③: 超高速・大容量ネットワークを実現する光ネットワークコントローラ技術に関する研究開発プロジェクト
研究開発期間: 3年間(令和6年度〜令和8年度末まで)
助成額上限(3年間): 30億円程度 ※令和6年度・令和7年度で20億円程度上限
概要: Beyond 5G(6G)の基盤となる超高速・大容量ネットワークにおいて、数T bpsオーダーの大容量性、μ秒オーダーの超低遅延性を実現することを目指し、End to Endで光波長パスを管理し、オンデマンドで光波長パスの設定が可能な光ネットワークコントローラ技術の研究開発を支援する。

セキュアな仮想化・統合ネットワーク関連技術

研究開発プロジェクト①: 超高速・大容量ネットワークの自律性・超低消費電力を実現するネットワークサービス基盤技術に関する研究開発プロジェクト
研究開発期間: 3年間(令和6年度〜令和8年度末まで)
助成額上限(3年間): 35億円程度 ※令和6年度・令和7年度で30億円程度上限
概要: Beyond 5G(6G)ネットワークの自律性を高めるとともに電力消費の最適化を実現するため、ネットワーク構成機器を仮想化し、通信リソースの一元的な制御を可能とするネットワークサービス基盤技術の研究開発を支援する。

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