1. 実践サイバー演習「RPCI」とは
RPCI(Response Practice for Cyber Incidents)は、当機構が有するサイバーセキュリティに関する技術的知見、研究成果、研究施設等を最大に活用し、実際に起きた攻撃事例などに基づいて設計した情報処理安全確保支援士の資格更新のための特定講習です。特定講習の中でも実践的なスキル向上・習得を目的とした方に適した他に類を見ない特徴を有する演習サービスを提供することで、セキュリティ人材の育成に貢献することを目指しています。また、RPCIは、経済産業大臣が定める情報処理安全確保支援士の資格更新のための特定講習に認定されています。
実践さながら1,000台以上の仮想PCネットワークを使用する特定講習
1,000台以上の仮想PCネットワークという国研ならではの大規模な実機演習環境をいかし、セキュリティインシデント対応を行う演習です。実際にあったインシデントを想起させるリアルな攻撃シナリオによるサイバー攻撃に対し、受講者は4人一組のCSIRT*3チームの一員として刻々と変わっていく状況に対処します。
2. RPCIの特長
座学では学べない、手を動かす演習:
自ら手を動かし実際の対応に近い体験をすることで、多くの気付きや学びを引き出せるプログラムです。
リアリティある舞台装置での疑似体験:
実際の機器やソフトウェアを操作しながら、検知から封じ込め・報告までインシデントハンドリング*4の一連の流れが学べます。
手厚いサポート体制:
経験豊富な講師に加え、演習中はチームごとに担当チューターが進捗を見守り、課題の進行をサポートします。そのほか、充実したテキスト・事前学習、各種資格との連携など、詳しくはRPCIのWebサイト (https://rpci.nict.go.jp/)をご覧ください。
3. 2023年度開催日程
全10回のうち、7/1と12/2の2回は土曜日の開催です。
第1回 | 第2回 | 第3回 | 第4回 | 第5回 |
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6/15(木) | 7/1(土) | 7/20(木) | 8/17(木) | 9/21(木) |
第6回 | 第7回 | 第8回 | 第9回 | 第10回 |
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10/19(木) | 11/16(木) | 12/2(土) | 12/14(木) | 1/18(木) |
演習時間: 10:00-18:00(受付開始9:30)
4. 日本橋への会場移転
5. 申込概要
・申込期間: 令和5年5月8日(月)14:00~令和6年1月11日(木)23:59
・募集人数: 48名
・受講料: 88,000円(税込み)
申込方法・詳細は、RPCIのWebサイト(https://rpci.nict.go.jp/)をご参照ください。
6. RPCIのWebサイトリニューアル
「情報処理安全確保支援士向け特定講習まとめ(CSIRT、インシデント・レスポンス編)」
(https://rpci.nict.go.jp/compare/)を公開しました。
*1 セキュリティに関わる最新の知識・技能を備えた専門人材の国家資格
*2 「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」の更新に当たり、3年に1回受講が必要となる講習で、経済産業大臣が定めるもの。
*3 「Computer Security Incident Response Team」の略。情報セキュリティに関わるインシデント(事件や事故のこと)に対処する組織のこと。自組織のインシデントに対処する以外にも、インシデント情報、脆弱性情報、攻撃予兆情報の収集・分析、対応方針や手順の策定などを行う。
*4 サイバー攻撃の検知連絡受付、対応の優先順位付け、インシデント・レスポンス、報告・情報公開までの一連の対処のこと。