「Beyond 5G研究開発ワークショップ(仮称)」の開催及び新たなBeyond 5G研究開発課題に関する提案募集

2021年10月29日


国立研究開発法人情報通信研究機構

国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、理事長: 徳田 英幸)は、Beyond 5G研究開発促進事業における新たな研究開発課題の設定に向けてワークショップを開催します。また、これに先立ち、ワークショップでの検討の基礎情報となる新たなBeyond 5G研究開発課題に関して、2021年10月29日(金)から2021年11月26日(金)まで、提案を募集します。

ワークショップの開催(概要)

NICTは、2030年代のあらゆる産業・社会活動の基盤となる次世代通信インフラBeyond 5Gの実現に必要な要素技術を確立するため、総務省の「Beyond 5G研究開発促進事業研究開発方針」に基づき、Beyond 5G研究開発促進事業を実施しています。
この度、Beyond 5Gを実現するために取り組むべき新たな機能実現型プログラム(基幹課題)の研究開発課題を設定するため、「Beyond 5G研究開発ワークショップ(仮称)」(以下「ワークショップ」)を、年内を目途に開催することを予定しています。開催の詳細については、決まり次第、広報 新着情報のWebページにおいて順次公表します。

開発目標(数値目標等)を具体的かつ明確に定めた研究計画書に基づき、ハイレベルな研究開発成果の創出を目標とするプログラム

新たなBeyond 5G研究開発課題に関する提案募集

1.提案募集の概要

Beyond 5G研究開発促進事業の機能実現型プログラム(基幹課題)を設定するため、2030年頃の革新的な社会像を具体化するための取組や、Beyond 5Gを実現するための先駆的な研究開発課題について提案を募集します。提案内容は、ワークショップにおいて幅広い意見交換を行うための基礎情報として取り上げる予定です。

2.提案要領
(1)募集対象
募集する提案は、次の①又は②を満たすもので、2030年頃までにBeyond 5Gを実現するために必要となるものです。ただし、これまでに機能実現型プログラム(基幹課題)において以下の5件の研究開発を実施していますので、これらの課題内容との重複は避けてください。

① 2030年頃の革新的な社会像を具体化するための実証実験や社会実装などの取組
(例)
・業務のDX(デジタル・トランスフォーメーション)で目指したいゴールや実現したいサービスの実証等
・Beyond 5Gの産業応用を進める上での技術的・経済的な阻害要因の解決に貢献するサービスの実証等
・災害、感染症対策やカーボンニュートラルなど、世界や我が国が抱える社会課題の解決に貢献するサービスの実証等
 
② Beyond 5Gを実現するための先駆的な研究開発課題
(例)
・我が国に「強みがある技術」や我が国として「持つことが不可欠な技術」で、重点的に強化する必要がある先駆的な研究開発課題
・電波の有効利用に資する研究開発課題((i)現在使用されている周波数帯域の圧縮など、電波の効率的な利用を図るための技術、(ii)既存無線システムの下で、新たな無線システムの共同利用を可能とする技術、(iii)高マイクロ波帯、ミリ波帯、テラヘルツ帯等の高い周波数帯の技術的・経済的な利用を開拓し、これらの周波数帯への移行を促進する技術)
 
(2) 提案方法について
 提案される方は、別紙1(2.(1)①に該当するもの)又は別紙2(2.(1)②に該当するもの)の様式に必要事項を日本語で記入の上、提出期限までに電子メールにて次の提出先まで提出してください。
(提出先)
国立研究開発法人情報通信研究機構
オープンイノベーション推進本部
総合プロデュースオフィス
電子メール:

(提出期限)
2021年11月26日(金)17時 必着
 

(3)提案資格について

特に制限はありません。

(4)提案の取扱い
提案いただいた内容は、ワークショップにおいて議論を行う際の基礎情報として取り上げる予定です。また、ワークショップ当日、提案者から提案内容について発表していただくことをお願いする場合があります。その場合は、事前にご連絡をさせていただきます。

(5)その他
ワークショップの成果は、Beyond 5G研究開発促進事業の新規課題設定の際の参考とさせていただきます。

関連情報

本件に関する問合せ先

オープンイノベーション推進本部
総合プロデュースオフィス

篠澤 康夫
Tel: 042-327-7166

広報

広報部 報道室

Tel: 042-327-6923