国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、理事長: 徳田 英幸)は、「革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業」の要素技術・シーズ創出型プログラムで実施する「日EU国際共同研究プロジェクト(ユーザセントリックな通信を実現するAIネイティブな無線ネットワークに関する研究開発プロジェクト)」について、下記のとおり採択しました。
1. 提案研究開発プロジェクト、提案者及び概要
◯ HARMONY: クロスレイヤ/マルチドメインAI 統合による6Gモバイルシステム最適化の研究開発
提案者:国立大学法人東京大学(代表提案者)、京セラ株式会社、国立大学法人東京農工大学、清水建設株式会社、NECネッツエスアイ株式会社
EU側共同研究者:EURESCOM、Fraunhofer、NXP Semiconductors、Orange Romania、P-NET、Oulu大学、Software Radio Systems
概要:本提案は、6Gモバイルネットワークにおいて、ユーザが求めるパフォーマンス、サービス保証、信頼性、エネルギー効率などの多様なニーズ実現のため、垂直方向(クロスレイヤ方向)と水平方向(マルチドメイン方向)の柔軟なAI連携を促進するAI Harmonizationの研究開発を日EUで連携して実施する。さらに、将来の社会課題解決を目指し、日EU連携のテストベッド、実フィールドを活用し、産業ユースケースに基づいた概念実証を行う。学術論文、知財獲得等の成果のみならず、国際連携による3GPP、ITUへの標準化提案やAI-RAN AllianceやO-RAN Allianceでの合意形成を目指す。
2. 公募等の概要
上記の課題については、令和6年3月22日(金)から同年5月17日(金)まで公募を行いました。公募の詳細は、以下のWebサイトをご参照ください。