土井美和子監事が第8回立石賞を受賞

2024年10月2日

国立研究開発法人情報通信研究機構

2024年9月26日に第8回立石賞の表彰式・記念講演が行われ、弊機構の土井美和子監事が特別賞を受賞いたしました。
※ 立石賞は、エレクトロニクスおよび情報工学の分野で、人間と機械の調和を促進し、技術革新と人間重視の視点において顕著な業績をあげた方々に、公益財団法人 立石科学技術振興財団より贈呈されています。

授賞表題と受賞者の業績は以下のとおりです。
(公益財団法人 立石科学技術振興財団 第8回 立石賞 特設サイト https://tateisiprize.org/2024/ より引用)

授賞表題 人間中心ヒューマンインターフェース技術開発の先駆的貢献

受賞者の業績
現在は1990年代初頭のスーパーコンピュータ並みの性能を持つスマホを一般ユーザが当たり前に使う時代であり、人間中心のヒューマンインタフェース(HI)が重要となっている。受賞者はこのような時代に備えて、人間中心HI技術の研究開発を推進してきた。研究開発した主要技術は、「文書処理に関するHI技術」「仮想試作に関するHI技術」「ウェアラブルサービスに関するHI技術」である。特に世界初のiモード向けの道案内サービス『駅探.com』(2000年3月)では、ルートマップをテキストに自動的に変換する技術を開発し、現在の携帯電話でのアプリサービスの先駆けを担った。登録特許国内外337件、平成10年度全国発明表彰など実用化において優れた業績をあげた。また育児と仕事を両立させ、女性技術者のロールモデルとして現在もダイバシティ&インクルージョンの実現に貢献し続けている。

立石賞受賞後のスピーチ


土井監事は賞状とトロフィーを授与されましたが、受賞後のスピーチで、自身はヒューマンインターフェース技術ということで、これまで人と機械の間を取り持つ部分の研究開発を進めてきたが、現在、ユーザインタフェースの重要性を認識していただける世界になって大変うれしく思っているとの言葉がありました。

記念講演
人間中心ヒューマンインターフェース技術開発の先駆的貢献
—ゴールはユーザの微笑み—


その後、受賞者から行われた記念講演では、土井監事は「ゴールはユーザの微笑み」との副題で講演が行われ、オフィスから現場、そして街角の人々といったユーザにどうやって微笑んでいただけるかを考えて、ヒューマンインターフェース技術の研究開発を進めてきた、という内容を主軸としたお話がありました。

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