2024年4月11日に、第69回前島密賞の贈呈式が行われ、国立研究開発法人情報通信研究機構からは、前島密賞2件(共同研究1件、個人1件)を受賞いたしました。
前島密賞は、逓信事業の創始者「前島密」の功績を記念し、その精神を伝承発展せしめるため、昭和30年(1955年)に設けられ、情報通信及び放送の進歩発展に著しい功績のあった方々に、公益財団法人通信文化協会より贈呈しています。
前島密賞は、逓信事業の創始者「前島密」の功績を記念し、その精神を伝承発展せしめるため、昭和30年(1955年)に設けられ、情報通信及び放送の進歩発展に著しい功績のあった方々に、公益財団法人通信文化協会より贈呈しています。
受賞者および功績の概要
1件目
ネットワーク研究所フォトニックICT研究センターの梅沢俊匡主任研究員、山口祐也主任研究員、山本直克副研究センター長、菅野敦史上席研究員、赤羽浩一室長が、大容量有無線融合通信の基盤として欠かせない、半導体結晶技術、誘電体薄膜化技術及び光・電波融合デバイス作製技術を極限まで高度化し、100GHzを超える超高速化技術を世界に先駆けて確立したことの功績が認められ、「前島密賞」(功績2号)の受賞者として賞状と副賞を授与されました。功績タイトルと功績の概要は以下の通りです。
(公益財団法人通信文化協会報道発表資料より)
【功績タイトル】
大容量有無線融合通信の基盤となる超高速・高集積光電変換デバイス実現技術
大容量有無線融合通信の基盤となる超高速・高集積光電変換デバイス実現技術
【功績の概要】
大容量有無線融合通信の基盤となる半導体結晶成長技術、誘電体薄膜化技術及び光・電波融合デバイス作製技術を極限まで高度化し、100GHzを超える超高速化技術を確立した。また、光ファイバ伝送装置の小型・大容量化に資する二次元アレイ型超高速光・電気変換デバイス開発にも成功し、大容量空間多重通信を実現した。
大容量有無線融合通信の基盤となる半導体結晶成長技術、誘電体薄膜化技術及び光・電波融合デバイス作製技術を極限まで高度化し、100GHzを超える超高速化技術を確立した。また、光ファイバ伝送装置の小型・大容量化に資する二次元アレイ型超高速光・電気変換デバイス開発にも成功し、大容量空間多重通信を実現した。
2件目
オープンイノベーション推進本部イノベーション推進部門の佐藤孝平シニアイノベーションコーディネーターが、第3世代移動通信システム(IMT-2000)から第5世代移動通信システム(IMT-2020)に至る移動通信システムの国際標準化及びアジア・太平洋地域における標準化に大きな役割を果たした功績が認められ、「前島密賞」(功績3号)の受賞者として賞状とメダルを授与されました。功績タイトルと功績の概要は以下の通りです。
(公益財団法人通信文化協会報道発表資料より)
【受賞者】
佐藤孝平
佐藤孝平
【功績タイトル】
長年のITU、3GPPおよびAPTにおける無線通信分野での標準化への貢献
長年のITU、3GPPおよびAPTにおける無線通信分野での標準化への貢献
【功績の概要】
ITU(国際電気通信連合)、3GPP(第三世代携帯電話システムパートナーシップ・プロジェクト)及びAPT(アジア・太平洋電気通信共同体)における無線通信分野の国際標準化活動に長年に渡って参画し、各機関でのIMT-2000、IMT-Advanced及びIMT-2020の国際標準の策定に多大な貢献をした。
ITU(国際電気通信連合)、3GPP(第三世代携帯電話システムパートナーシップ・プロジェクト)及びAPT(アジア・太平洋電気通信共同体)における無線通信分野の国際標準化活動に長年に渡って参画し、各機関でのIMT-2000、IMT-Advanced及びIMT-2020の国際標準の策定に多大な貢献をした。
(参照元)第69回(令和5年度)前島密賞 報道発表