・国際共同研究プログラムに基づく日米連携による脳情報通信研究(第6回)(課題番号230)(1件を採択)
(Collaborative Research in Computational Neuroscience(CRCNS)- Innovative Approaches to Science and Engineering Research on Brain Function -)
■提案課題: 脳回形成におけるアストロサイト産生の役割: in vivoとin silicoの統合的研究
受託者: 国立大学法人金沢大学(代表研究者)
米国側共同研究者: ノートルダム大学
概要: 大脳は、脳神経系における情報処理の基盤となる重要な脳部位である。大脳は他の動物に比べてヒトで特に発達しており、表面に皺構造を持つことが特徴である。この皺構造により高度な情報処理が可能となったと考えられていることから、皺構造の機能的意義や発達原理の解明は重要な研究課題である。本研究では米国ノートルダム大学Holland博士の数理解析技術と受託者のフェレット大脳解析技術という二つの独自技術を融合させることにより、皺構造の機能的意義や発達原理の解明を目指す。皺構造の異常は精神科疾患や発達異常との関連が指摘されており、これらの疾患病態解明にも繋がることから本研究課題の社会的波及効果も大きい。