(1) 無線環境管理のための無線環境評価手法の研究開発(課題番号231)
・概要:NICTで開発した異種無線協調制御技術であるSmart Resource Flow無線プラットフォーム(SRF無線PF)に含まれる“SRF無線センサー”を活用し、無線評価のノウハウとしてNICTが公開している“製造現場をガッカリさせない無線評価虎の巻
*1”を参考に、現場の用途に合わせた、通信や環境の状態を把握するための統合指標を構築する。また、無線を用いた複数のシステムの状況を同時かつ自動的に把握・運用可能な無線管理システムを研究開発することにより製造や医療をはじめとする様々な分野で利用されるシステムへの無線通信技術の利用を促進、導入された現場における無線管理のコストを削減し、生産性向上に貢献することを目的とする。
*1 https://www2.nict.go.jp/wireless/ffpj-eval.html
・研究開発期間:令和5年度(契約締結日)~令和7年度
・研究開発予算:令和5年度総額80百万円(税込)、令和6年度以降は各年度、総額100百万円(税込)を上限とする。(提案の予算額の調整を行った上で採択する提案を決定する場合がある。また、令和7年度の実施可否は、令和6年度の中間評価を踏まえるものとする。)
・採択件数:1件
(2) フレイル予防のための音声対話システムの研究開発(課題番号232)
・概要:NICTが開発した介護業務効率化を行う音声対話システムMICSUS
*2(ミクサス)関連技術も活用して、高齢者と音声を介してフレイル予防に資する対話を行える音声対話システムを開発する。この音声対話システムは、より具体的には、フレイル予防の対象者の特定、情報収集、予防プラン作成支援等でフレイル予防担当の公的組織の業務を支援する機能や、主体的に行動する高齢者の嗜好、意図に寄り添いつつ、運動、社会参加等の目標設定、フォローアップ等を行い、高齢者自身の主体的なフレイル予防を促し、QoLを維持できる機能を持つものとする。
*2 https://direct.nict.go.jp/news/#MICSUS_NEWS_20230308
・研究開発期間:令和5年度(契約締結日)~令和7年度
・研究開発予算:令和5年度総額70百万円(税込)、令和6年度以降は各年度、総額100百万円(税込)を上限とする。(提案の予算額の調整を行った上で採択する提案を決定する場合がある。また、令和7年度の実施可否は、令和6年度の中間評価を踏まえるものとする。)
・採択件数:1件
(3) データ利活用等のデジタル化の推進による社会課題・地域課題解決のための実証型研究開発 (第2回)(課題番号233)
・概要:本委託研究は、多岐にわたる現在の社会課題・地域課題の中から提案者が課題を選定し、ICTとデータを活用したデジタル化の推進による解決を目指した研究開発を行い、その成果を、その課題を抱える地域で実証する実証型の委託研究として実施する。
・研究開発期間:令和5年度(契約締結日)~令和7年度
・研究開発予算:令和5年度、令和6年度1件あたり各年度、総額12百万円(税込)(上限)。令和7年度1件あたり総額20百万円(税込)を上限とする。(提案の予算額の調整を行った上で採択する提案を決定する場合がある。また、令和7年度の実施可否は、令和6年度の中間評価を踏まえるものとする。)
・採択件数:最大10件