本実験は、NICTのXR体験共有プラットフォーム(「みなっぱ」)の360度空間映像を、カンテレの所有するVRサーバに入力し、ジャトーの4面高精細大型LEDビジョンの平面映像形式に変換を行い、このビジョンを常設したJATOlab.(大阪市北区)にて、リアルタイム映像出力を行う形で行いました。
「みなっぱ」にオンライン上から参加しているアバターがLEDビジョンに表示され空間を自由に動く様子は、リアル空間でも見ることができます。
(左)バーチャル空間を自由にアバターが動き回る様子
(右)リアル空間の3人が、バーチャル空間のアバターと対面している様子
一般的なメタバースがバーチャル空間で完結するのに対し、「リアル空間とバーチャル空間を繋げる」ことが、本実験の大きな特長です。将来的にはリアル空間とバーチャル空間で自由にチャットや会話などのコミュケーションをとれるような仕組みを構築し、イベント、セミナー、音楽ライブやスポーツ観戦などにおいて、新たな施策、エンターテインメントの展開を想定しています。