第33 回電波功績賞(総務大臣表彰、会長表彰)の受賞

2022年8月25日


国立研究開発法人情報通信研究機構

2022年6月28日(火)の一般社団法人電波産業会(ARIB)主催の第33 回電波功績賞表彰式が行われ、ネットワーク研究所ワイヤレスネットワーク研究センター ワイヤレスシステム研究室の松村武室長がNICTの代表として、国立大学法人電気通信大学、国立大学法人京都大学、株式会社 KDDI総合研究所、株式会社三菱総合研究所、ソニーグループ株式会社、日本アイ・ビー・エム株式会社と伴に、総務大臣表彰を受賞いたしました。
また、電磁波研究所電磁波標準研究センター電磁環境研究室長岡智明主任研究員、渡邊聡一室長が、一般社団法人電波産業会会長表彰を受賞いたしました。

1.総務大臣表彰

【功績】 「2.3GHz 帯ダイナミック周波数共用システムの実証及び実用化」
【受賞者】
・国立大学法人電気通信大学
代表 藤井 威生 殿
国立大学法人電気通信大学先端ワイヤレス・コミュニケーション研究センター センター長
・国立大学法人京都大学
代表 原田 博司 殿
国立大学法人京都大学 大学院情報学研究科 教授
・国立研究開発法人情報通信研究機構
代表 松村 武 殿
国立研究開発法人情報通信研究機構 ネットワーク研究所ワイヤレスネットワーク研究センター ワイヤレスシステム研究室 室長
・株式会社 KDDI総合研究所
代表 林 高弘 殿
株式会社 KDDI 総合研究所 無線部門電波・周波数グループ グループリーダー
・株式会社三菱総合研究所
代表 下村 雅彦 殿
株式会社三菱総合研究所 フロンティア・テクノロジー本部主席研究員
・ソニーグループ株式会社
代表 澤井 亮 殿
ソニーグループ株式会社 R&D センター Tokyo laboratory 22 担当部長 Distinguished Engineer、東京工業大学 特任准教授
・日本アイ・ビー・エム株式会社
代表 横山 仁 殿
日本アイ・ビー・エム株式会社 IBM コンサルティング事業本部官公庁デリバリー 第五開発部 課長
【概要】
2.3GHz 帯において、異なるシステム間で動的に周波数を共用するダイナミック周波数共用を実用化するため、移動通信システムと既存の無線システムの地理的、時間的な運用状況を考慮した動的な共用システムの研究開発と実証を行い、ステークホルダー間の調整を実施するとともに、システムの稼働開始を推進させるなど、電波の有効利用に大きく貢献しました。
総務大臣表彰写真
受賞者としてのNICTの代表 松村武室長(写真左)

2.一般社団法人電波産業会会長表彰

【功績】「国際標準小児数値人体モデルの開発による電波防護国際ガイドライン改定への貢献」
【受賞者】
・長岡 智明 殿
国立研究開発法人情報通信研究機構 電磁波研究所電磁波標準研究センター 電磁環境研究室 主任研究員
・渡邊 聡一 殿
国立研究開発法人情報通信研究機構 電磁波研究所電磁波標準研究センター 電磁環境研究室 室長
【概要】
電波吸収特性評価が可能な、標準的な体形および臓器重量を有する小児数値人体モデルを開発し、これらのモデルを用いて小児の電波吸収量を精密に計算することで、小児に対して問題視されていた従来の電波防護レベルが妥当であることを明らかにし、2020 年に改定された電波防護の国際ガイドラインを通じて、通信事業や電波防護政策に対して重要な指針を与えるなど、電波の有効利用に大きく貢献しました。
一般社団法人電波産業会会長表彰写真
受賞者
渡邊聡一室長(写真左)、長岡智明主任研究員(写真右)

(受賞概要については、一般社団法人電波産業会(ARIB)のホームページより)