NICTは、7月5日(金)に、「周波数資源開発シンポジウム2024 周波数資源をどう使うのか ~私たちの携帯や車が空や宇宙とつながる未来へ~」を一般社団法人電波産業会(ARIB)と共同で開催します。
今、私たちの携帯電話や車が、空や宇宙と直接つながる時代が到来しようとしています。
移動通信ネットワークについて、地上のみならず、海や空、宇宙までをつなぐ非地上系ネットワーク(NTN;Non-Terrestrial Network)の実現が、離島・海上・山間部等のカバーや自然災害などの非常時の代替通信手段として期待されています。そしてNTNにより私たちがどこにいようとも、どこにあるものであろうとも、電波が届く限りシームレスに繋がることができます。
しかし、周波数資源の枯渇がその実現を阻んでいます。携帯電話等の爆発的な増加により、既に多くのシステムに周波数が割り当てられ、周波数資源は限界を迎えつつあります。利用できる周波数がなければ無線通信を行うことはできません。
NTNの実現に向けて、どのように周波数を確保してゆけばよいでしょうか。そして、その先に、どのようなサービスが展開されようとしているのでしょうか。
本シンポジウムでは、NTNの実現に向けた、産・官・学の取組みの最新動向をご紹介します。
いまや、私たちの生活に欠かすことのできない移動通信ネットワーク。その未来像について、私たちと一緒に考えてみませんか。研究者や専⾨家のみならず、多くの⽅々のご参加をお待ちしています。