「うるう秒」の調整は、地球の回転の観測を行う国際機関である「国際地球回転・基準系事業(IERS:International Earth Rotation and Reference Systems Service、所在地:パリ)」が決定しており、これを受けて世界で一斉に「うるう秒」の調整が行われています。日本では、総務省及びNICTが法令に基づき標準時の通報に係る事務を行っており、IERSの決定に基づきNICTにおいて日本標準時に「うるう秒」の挿入を実施しています。
NICTでは、本年7月6日のIERSの「うるう秒」挿入の決定を受け、来年1月1日(日)に日本標準時に「うるう秒」の挿入を実施します。なお、最近では1年6ヶ月前となる平成27年(2015年)7月1日に「うるう秒」の調整が行われました。また、「うるう秒」の調整が元日に実施されるのは、平成21年以来となります。
(参考)
総務省設置法 第四条第一項第六十七号
周波数標準値の設定、標準電波の発射及び標準時の通報に関すること。
国立研究開発法人情報通信研究機構法 第十四条第一項第三号
周波数標準値を設定し、標準電波を発射し、及び標準時を通報すること。