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「暗号プロトコルの安全性評価手法の拡張に関する研究開発」の公募を開始

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2014年8月6日

独立行政法人 情報通信研究機構(理事長:坂内 正夫)は、暗号プロトコルの安全性評価手法の拡張に関する研究開発について提案を公募します。
「暗号プロトコル」とは、暗号アルゴリズムを通信プロトコルの構成部品として用いた通信手順を意味しており、通信の盗聴やなりすましの防止といった、通信の安全性の実現を目的としたものです。現在、暗号プロトコルはネットワーク上で広く使われていますが、安全性が理論的に評価されている利用環境は限られています。この問題を解決するため、近年、様々な利用環境における安全性を効率的に評価する理論が構築されてきています。しかし、これらの理論は、対象とする暗号プロトコルに制約があり、さらに評価手法がソフトウェア等で実装されていないため、実際に評価する上での課題が明らかではありません。
本研究では、様々な利用環境における安全性を効率良く評価するための理論について、評価手法をツール化することで、実際に適用する上での課題を明らかにし、その課題の解決を図るとともに、対象とする暗号プロトコルの制約を緩和することで、より多くの暗号プロトコルの様々な環境における安全性評価を効率化することを目的とします。これにより、ネットワークの状況や環境によらずプライバシ保護や認証を実現し、安心・安全なネットワーク利用の促進を目指します。


1. 公募する研究開発課題

暗号プロトコルの安全性評価手法の拡張に関する研究開発
・研究期間: 平成26年度から平成28年度までの予定(3年間)
・採択件数: 1件
・研究開発予算: 各年度、30百万円(税込み)

概要:
(1)従来の暗号プロトコル安全性評価機能をソフトウェアで実現しツール化
(2)ツールによる実プロトコル安全性評価の有効性評価
(3)ハッシュ関数等の評価を可能とする安全性評価手法の拡張

2. 公募説明会

研究開発の概要及び応募の際の諸注意事項を説明します。説明は日本語で行います。
開催日時、場所につきましては、以下のWebページ及びツイッターアカウント@NICT_itakuで案内予定です。
注 : 公募説明会への参加は、応募の必須条件ではありません。

3. 公募期間

平成26年8月6日(水)~ 平成26年9月16日(火)12:00(必着)

4. 応募についての詳細情報

研究課題の内容、応募要領等を以下のWebページに掲載しておりますのでご参照ください。

5. その他留意事項

(1) 本件の公募については、府省共通研究開発管理システム(e-Rad)経由での応募も可能です。
(2) 今後、課題名称、研究期間等、公募内容に変更があり得ることをあらかじめご承知ください。
(3) 委託研究制度の概要等につきましては、以下のWebページをご覧ください。



公募に関する問い合わせ先・提案書の提出先

産学連携部門 委託研究推進室

大内 智晴、天野 滋、丸山 隆
Tel: 042-327-6011
Fax: 042-327-5604
E-mail:

広報

広報部 報道担当

廣田 幸子
Tel: 042-327-6923
Fax: 042-327-7587
E-mail: