京浜急行電鉄株式会社(本社:東京都港区,社長:原田 一之,以下 京急電鉄)では,訪日外国人旅客対応強化のため,品川駅および羽田空港国際線ターミナル駅において,総務省所管の独立行政法人 情報通信研究機構(本部:東京都小金井市,理事長:坂内 正夫,以下 NICT)が開発した音声翻訳アプリを試験的に導入します。
昨年の訪日外国人旅客1,000万人突破や本年3月の羽田空港国際線発着枠拡大に伴い,羽田空港から東京都心に向かうために当社線をご利用されるお客様や品川駅近辺のホテルに宿泊される訪日外国人旅客の割合が増えています。
これにより,訪日外国人旅客から目的地への行き方やおすすめの観光スポットに関するご質問など,駅係員が英語に留まらず多種にわたる外国語での対応を迫られていることから,様々な場面での対応が出来得るようにと,今回音声翻訳アプリを導入することになりました。
導入するNICTが開発したアプリ「VoiceTra4U」は,英語だけでなく,韓国,台湾,中国の言語を含む27言語の翻訳に対応可能なため,駅での外国語対応の向上が見込まれます。本アプリの導入を通じて,総務省が推進している「グローバルコミュニケーション計画」に京急電鉄は協力してまいります。
京急電鉄では,訪日外国人旅客対応に関して,羽田空港国際線ターミナル駅の開業以来,京急ツーリストインフォメーションセンター(以下 京急TIC)の設置やWi-Fi環境の整備,駅施設の看板や行先表示案内板の4カ国語対応(日本語・英語・中国語・韓国語)などハード面の整備とともに,乗車券をご購入いただいた方へのFree Wi-Fiの提供,京急TICでの多言語によるきめ細かいコンシェルジュサービスなど,ソフト面での対応強化に務めており,今後も継続的な訪日外国人旅客向けのサービス向上を図って参ります。