- レイヤ3スイッチに、ネットワーク機器の位置情報を自動設定する技術を実装
- 企業網やデータセンターの機器設定を簡略化。位置情報の設定項目を従来の100分の1程度に削減
- 人手をかけず、高い稼働率で運用できる業務ネットワークサービスの提供に貢献
独立行政法人 情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長: 坂内 正夫)は、協力企業と連携し、レイヤ3スイッチにネットワーク機器の位置情報を自動的に割り当てる新世代ネットワーク技術「HANA」を実装しました。これまで企業網を構築する場合、レイヤ3スイッチなどのネットワーク機器は、個別にそれぞれの位置情報を人手で設定する必要がありました。HANAを実装したレイヤ3スイッチを利用すれば、1台のレイヤ3スイッチに位置情報を設定するだけでよく、例えば、PC 1,000台規模の企業網では設定項目が従来の100分の1程度になり、ネットワーク管理者の作業時間を大幅に短縮できます。その結果、人手をかけず、稼働率が高い企業網やデータセンターを構築できます。NICTでは、企業と提携してHANA対応レイヤ3スイッチの実用化を目指します。