- 運動課題を行うときに、一人で行うより、運動技能が同等レベルのペアを弾力で連結すると、素人同士であっても、うまくできることを発見。
- さらに、二人を連結した状態で練習を繰り返すと、一人で同じ回数の練習をするよりも上達が早い。
- スポーツ訓練や運動時の繊細な動作を回復するリハビリテーションなどへの応用が可能。
独立行政法人 情報通信研究機構(NICT、理事長:坂内 正夫)は、インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial、プレジデント:Sir Keith O'Nions)、株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR、代表取締役社長:平田 康夫)と共同で、同じ技能レベルの人同士がお互いに触れ合う力を感じながら運動課題を行うと、素人同士であっても、一人で行う場合よりもうまくでき、さらに上達も早いことを発見しました。
この実験結果は、スポーツ訓練やリハビリ訓練システムに広く応用することが可能であり、また、遠隔での動作訓練にも応用することができます。なお、本研究成果は、英科学誌Nature系の「Scientific Reports」(2014年1月23日号)電子版に掲載されました。