聴覚障がい者にとって、健聴者とのコミュニケーションの手段は主に手話や筆談です。しかし、実際 手話を使える人は少なく、手話を使えない相手とは手話通訳者を介してやり取りする必要があります。また、筆談の場合は、やり取りが煩雑なため、健聴者とのコミュニケーションは容易ではありません。
スマートフォンやタブレット端末が日常生活に定着してきた現在、これらを持ち歩く聴覚障がい者が増えています。NICTでは、こうしたモバイル機器を活用した、聴覚障がい者のための新たなコミュニケーション支援システムの研究開発を進めていました。