NICTでは、言語・文化などの壁を克服する音声言語コミュニケーション技術の研究開発を推進しています。今年6月には、NICTの持つ音声言語コミュニケーション技術の観光案内システムへの成果展開に向けた実証実験として、iPhone向けアプリケーション “AssisTra” を無料公開しました。一方、個々のユーザの嗜好に合わせた観光案内を行うための要素技術として、観光客の嗜好分析・モデル化の研究を行ってきました。
独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:宮原 秀夫)は、ユーザのその日の気分などから京都の観光スポットを推薦する、iPhone向けアプリケーション “京のおすすめ” を10月28日(金)からApp Storeで無料公開しました。このアプリケーションを使えば、「癒されたい」「心が洗われる所に行きたい」など、その日の気分にぴったり合う京都のおすすめ観光スポットを見つけることができます。
今回、NICTは、ユーザの気分や価値観に応じて京都の観光スポットを推薦するアプリケーション “京のおすすめ” を開発し、iPhone向けに無料公開しました。 “京のおすすめ” では、定番の観光スポットと意外な穴場を織り交ぜてユーザに推薦し、ご案内します。
- ユーザの気分(癒されたい、リフレッシュしたいなど)、体験したいこと、味わいたい雰囲気や観光スポットの特徴に関連した100以上の項目から、タッチパネルで選べます。
- 評価グリッド法と4000人分のアンケートの分析によって得た嗜好モデルを用いて、150箇所以上の観光スポットをおすすめ順にランキングします。
- 観光スポットの画像や基本情報(拝観時間、所要時間、休日など)のほか、地図・動画もご覧になれますので、前もって自分のイメージ通りの場所であるかを確認できます。
- ダウンロードはApp Storeで、アプリ名 "京のおすすめ" と入力して検索してください。
- こちらから "京のおすすめ" のイメージビデオがご覧いただけます。
- iPhoneは、米国及び他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
- App Storeは、Apple Inc.の商標です。
補足資料
気分と体験を組み合わせるなど、複数の項目を選択していくと、ユーザにぴったりの京都の観光スポットがおすすめ順にランキング表示されます(おすすめ機能)。おすすめ機能は、オフライン時も使用できます。
おすすめ観光スポットからお気に入りの場所が見つかったら、観光スポットの画像の横「ここに投票!!」のボタンから、ぜひ「投票」してみてください。皆様からの投票数をおすすめ機能の改善に使わせていただきます。
オンライン時には、観光スポットの関連画像やWikipediaによる詳細情報のほか、地図や動画などもご覧になれます。
* YouTubeは、Google Inc. の商標です。
* Wikipediaは、Wikimedia Foundation, Inc. の米国及びその他の国における登録商標です。
用語解説
個人のニーズや本音を、客観的事実から内面的な価値観に至る因果関係の階層構造として引き出す深層心理面接手法。ラダリングを用いる。建築やマーケティング商品開発で用いられている。
本件に関する 問い合わせ先
音声コミュニケーション研究室
柏岡 秀紀
Tel: 0774-98-6330
Fax: 0774-98-6823
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取材依頼及び広報 問い合わせ先
廣田 幸子
Tel: 042-327-6923
Fax: 042-327-7587
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