NICTは、「きずな」を使用して、高速衛星通信の研究開発を行っています。高速データ伝送の重要なアプリケーションである次世代の超高精細映像の伝送に必要な技術開発の一環として4K3Dの伝送を可能にするための実験に取り組んでいます。
この「きずな」実験用に622Mbpsが伝送可能な衛星通信用モデムを開発し、伝送実験に使用してきました。さらに、NICTが開発した2GHz高速多重D/Aコンバータを使用し1.2Gbps(単一搬送波)の高速通信に対応できるモデムの開発も平行して実施しています。
4K3D映像の伝送は、実験用ネットワークを用いた伝送実験には成功していますが、衛星回線での伝送が課題でした。