家庭内の情報機器を相互に接続して構成されるホームネットワークは、次世代ネットワーク(NGN)等における各種のサービスを利用者に提供する重要な役割を果たすものとして期待されています。一方、情報家電はAV系家電、白物家電などの分野ごとに通信方式が検討されていますが、あらゆる情報家電が自在につながるためには、各方式間を円滑に相互接続するための標準化が求められています。
このような中、NICTは次世代IPネットワーク推進フォーラム及びJAISTと共に、同フォーラムのホームネットワークワーキンググループ(参加団体・企業約80社)において、家電のデジタル化やネットワークのブロードバンド化、IP化を踏まえた次世代ホームネットワーク環境の実現を目指して、研究開発、標準化の推進や普及促進に向けた取組みを進めています。
昨年度は、ホームネットワークを相互に接続するゲートウェイのソフトウェアの機能検証と、ゲートウェイを介してホームネットワークにつながる様々な機器に対して、自由にアプリケーションを提供できるプラットフォームの検証を行いました。
本年度は、昨年度検証したゲートウェイソフトウェアとゲートウェイを介してホームネットワークにつながる様々な機器に対してアプリケーションを提供するプラットフォームを組み合せて、いろいろなアプリケーションの機能検証を行う予定です。
つきましては、より多くの情報家電やネットワークを通じたアプリケーションの接続の検証を行うため、本実証実験の参加・出展を広く募集いたします。