NTT研究所は、これまでに、映像ストリームをIPネットワーク上に伝送することができる非圧縮映像伝送技術i-Vistoを開発してきました。しかしながら、非圧縮映像はギガビットを超える帯域を必要とするため、事前に広帯域回線の経路やネットワーク資源の確保の調整が必要であり、即時利用は困難でした。(図1)
また、超広帯域映像通信を安定的に行うには、映像パケットの伝送の振る舞いを多地点で高精度に観測し、品質劣化を防ぐ対策を施すことが必要です。しかしながら、従来は高価な専用機器が必要になるため、多地点に専用機器を配置して観測することが困難でした。