近年、観光のために世界各国から来日する外国人観光客の数が増加しつつあります。しかし外国人観光客が日本での観光を楽しむ上で最も障害となるものは言語の壁でした。さらに、日本人観光客にとっても、旅行を楽しむための観光情報を得られる場所・方法は限られていました。
NICTではこのような問題に対する取り組みとして、NICTが研究開発を進めてきた多言語音声合成技術、多言語掲示板などの多言語情報処理技術を国際観光都市である京都での観光情報サービスに適用するため、京都府と連携しながら実用性の高いシステム構築を進めてきました。