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スマートフォンで使える多言語音声観光情報サービスシステムの開発

〜 京都府国際センターにおいて一般観光客向け実証実験 〜

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2009年9月8日

独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」という。理事長:宮原 秀夫)は、高機能携帯電話:スマートフォンで使える多言語音声観光情報サービスシステムを開発しました。本システムは、多言語音声合成・多言語テキストで様々な観光情報サービスを利用することができます。本システムにより、日本人だけでなく、外国人観光客も快適に日本での観光を楽しむことが可能になるものと期待されており、このたび、(財)京都府国際センターにおいて、一般観光客向け実証実験を実施いたします。

背景

近年、観光のために世界各国から来日する外国人観光客の数が増加しつつあります。しかし外国人観光客が日本での観光を楽しむ上で最も障害となるものは言語の壁でした。さらに、日本人観光客にとっても、旅行を楽しむための観光情報を得られる場所・方法は限られていました。

NICTではこのような問題に対する取り組みとして、NICTが研究開発を進めてきた多言語音声合成技術、多言語掲示板などの多言語情報処理技術を国際観光都市である京都での観光情報サービスに適用するため、京都府と連携しながら実用性の高いシステム構築を進めてきました。

今回の成果

今回NICTは京都府との連携の下、NICTの持つ多言語情報処理技術等を活かし、スマートフォンやパソコンを用い、多言語(日英中韓)音声合成・多言語テキストでの電子掲示板や観光情報検索・閲覧ができる実用性の高いシステム「多言語観光情報サービスシステム」を開発しました。本システムは、旅行前・旅行中・旅行後を通した一連の多言語観光情報サービスを観光客に提供します。本システムにより、日本人のみならず外国人観光客も快適に日本での観光を楽しむことが可能となり、観光立国日本を支える大きな一助と期待されます。 

今後の展開

今後は、観光業者等と連携した大規模な実証実験を行うことにより、より実社会に活用できるレベルに向上させていきます。  なお、本システムの有効性を検証するため、今回は下記の要領で実証実験を行います。報道関係の皆様及び一般の皆様のご参加をお待ちしております。

日時:
平成21年9月21日(月)~9月30日(水)(但し、22日は休み)
10:00~18:00
場所:
財団法人 京都府国際センター
(京都駅ビルJR京都駅南北自由通路百貨店南エレベーターで9階へ)
http://www.kpic.or.jp/


補足資料

主な機能
主な機能

特徴
特徴

利用シーン(一例)

英国人がスマートフォンを持って京都を旅行中、多言語掲示板で「私が今いる場所の近くで美味しい豆腐料理店を教えて!」と質問(英語)。その書き込み(日本語訳)及び書き込まれた場所を見た日本人がお店の場所と推薦文を書き込む(日本語)。英国人はその書き込み(英語訳)を見るとともに音声で聴いて、豆腐料理店を訪問。



本件に関する 問い合わせ先

知識創成コミュニケーション研究センター
白土 保(シラド)

Tel: 0774-98-6831
Fax: 0774-98-6955
E-mail:

取材依頼及び広報 問い合わせ先

総合企画部 広報室
報道担当 廣田 幸子

Tel: 042-327-6923
Fax: 042-327-7587
E-mail: