独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」という。理事長:宮原 秀夫)と国立大学法人東京大学(以下「東大」という。総長:濱田 純一)は、(株)三省堂の協力のもと、多言語情報流通を促進する総合的翻訳者支援サイト・翻訳情報発信サイト「みんなの翻訳」(http://trans-aid.jp)を世界に先駆けて共同で開発してきましたが、今回、平成21年4月8日に同サイトを一般公開いたします。
「みんなの翻訳」では、高品質辞書とウェブ上の多様な情報源をシームレスに活用できる翻訳支援エディタQReditを東大図書館情報学研究室(及び連携研究チーム名大・筑波・岡大)が開発し、翻訳コミュニティ支援と翻訳情報発信基盤、翻訳メモリ共有といった翻訳者支援及び翻訳情報共有の基盤メカニズムをNICT言語翻訳グループが開発し、高度な翻訳支援機能により翻訳者を支援する翻訳情報発信サイトとして実現したもので、高品質辞書の活用に関して(株)三省堂の協力を得ています。
今後は、日英方向に展開して日本発多言語情報提供を活性化させるとともに、ソフトウェアのオープンソース化を通して多様な多言語情報発信を支える翻訳者支援の世界標準としていく予定です。