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超大規模情報流通ネットワークプロジェクト

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兆単位のモノを収容するネットワークを実現

背景

新世代ネットワークでは小さなセンサーやモノもネットワークに繋がり始めます。このとき、扱うべき数は兆単位とも言われる膨大なものになると予想されます。

 社会インフラ全体の効率化、利便性向上のために、従来は通信機能を持たなかった機器、たとえば環境に埋め込まれたセンサーやデバイスのみならず、日常世界にあるモノをもネットワークに接続し、サービスを介して利用可能とすることに対して期待が高まっています。しかしながら、現在のインターネットのアーキテクチャでは、全世界で兆単位になるとも言われる膨大な数で多種多様なモノをネットワークに収容することは困難です。

目的

膨大な数のセンサーやモノをも収容できる大規模ネットワークを構成可能とする技術の確立をめざします。

 膨大かつ多様なコンテンツ、人、モノをネットワークに収容し、オープンなリソースとして相互利用可能とするネットワークを構成するための基本技術及びそれを支えるプラットフォーム技術を実現します。具体的には、大規模環境においてさまざまな種類のモノを接続可能とした上で、存在を知らなくてもモノやサービスを見つけ出して利用でき、その情報の流通を効率的かつ安全に可能とするネットワークの研究開発を実施します。

実施テーマ

小さなセンサーやモノをネットワークに接続する方法、それらを高速に見付け出して相互接続させる
方法などを研究しています。

1.  大規模環境において、必要なモノや事象の発見と、それを必要とするサービスや人への情報配信を可能とする大規模ネットワーク構成技術

2. 複数の異なる種類の接続対象を統一的に扱い、ネットワークに収容可能とするための異種ネットワーク透過アクセス技術

3. 不正利用を防ぎ、安全・安心にサービスを運用、利用可能とするセキュアマネージメント技術

を研究開発します。また、研究開発成果については JGN-X テストベッドによる広域ネットワーク上で実証します。あらゆるモノを接続する新世代ネットワークのアプリケーションやサービスの創出が可能となります。社会システム全体がスマートに進化し、創造的で、人や環境にやさしく、安全・安心な生活環境を実現できると考えられます。また、新しい事業連携の枠組みや新たな産業振興による内需拡大といった効果も期待できます。

説明図