欧州光通信国際会議(ECOC 2022)の最難関セッションに、NICT筆頭の論文4編が選出
2022年10月4日
2022年9月18日から22日までスイスで開催された光通信分野の最大級の国際会議の一つである第48回 欧州光通信国際会議 (ECOC 2022)において、NICTネットワーク研究所・フォトニックICT研究センター・フォトニックネットワーク研究室の論文が高い評価を得て、ポストデッドライン論文(Postdeadline;特別設定の締切りを設けた、世界最高峰の成果が競合する国際会議内での最難関セッション)にNICTの研究員を筆頭著者とする論文4編が選出されました。今回選出された論文は19編で、筆頭著者の所属組織としてはNICTが最多となります。
選出されたポストデッドライン論文概要
1. Demonstration of a Spatial Super Channel Switching SDM Network Node on a Field Deployed 15-Mode Fiber Network (実環境15モード光ファイバネットワークにおけるスイッチング実験成功)
フォトニックネットワーク研究室:ソアレス・ルイス・ルーベン、ラーデマッハ・ゲオルグ・フレデリック、パットナム・ベン、品田聡、古川英昭 他
イタリア・ラクイラ市内の実環境テストベッドの15モード光ファイバ光ネットワークにおいて、世界で初めて実環境下における15モード多重信号の波長ごとの光スイッチング実験に成功しました。
関連プレスリリース 「世界初、実環境テストベッドにおいて15モード多重信号の光スイッチング実験に成功」
イタリア・ラクイラ市内の実環境テストベッドの15モード光ファイバ光ネットワークにおいて、世界で初めて実環境下における15モード多重信号の波長ごとの光スイッチング実験に成功しました。
関連プレスリリース 「世界初、実環境テストベッドにおいて15モード多重信号の光スイッチング実験に成功」
2. Characterization of the First Field-Deployed 15-Mode Fiber Cable for High Density Space-Division Multiplexing (実環境下に初めて敷設された15モード光ファイバケーブルの特性評価)
フォトニックネットワーク研究室:ラーデマッハ・ゲオルグ・フレデリック、ソアレス・ルイス・ルーベン、パットナム・ベン、坂口淳、古川英昭 他
イタリア・ラクイラ市内の実環境テストベッドの15モード光ファイバ光ネットワークにおいて、15モード多重信号のモードごとの伝搬特性を評価し、世界で初めて実環境下における48.8 km伝送を実証しました。
関連プレスリリース 「世界初、実環境テストベッドにおいて15モード多重信号の光スイッチング実験に成功」
イタリア・ラクイラ市内の実環境テストベッドの15モード光ファイバ光ネットワークにおいて、15モード多重信号のモードごとの伝搬特性を評価し、世界で初めて実環境下における48.8 km伝送を実証しました。
関連プレスリリース 「世界初、実環境テストベッドにおいて15モード多重信号の光スイッチング実験に成功」
3. 1.53 Peta-bit/s C-Band Transmission in a 55-Mode Fiber (55モード光ファイバによる毎秒1.53ペタビット伝送)
フォトニックネットワーク研究室:ラーデマッハ・ゲオルグ・フレデリック、ソアレス・ルイス・ルーベン、パットナム・ベン、坂口淳、古川英昭 他
55モード光ファイバにおいてモード多重技術を駆使し、世界で初めて標準外径光ファイバで毎秒1.53ペタビットの大容量伝送実験に成功しました。
関連プレスリリース 「世界初、標準外径光ファイバで55モード多重、毎秒1.53ペタビットの伝送成功」
https://www.nict.go.jp/press/2022/10/03-1.html
55モード光ファイバにおいてモード多重技術を駆使し、世界で初めて標準外径光ファイバで毎秒1.53ペタビットの大容量伝送実験に成功しました。
関連プレスリリース 「世界初、標準外径光ファイバで55モード多重、毎秒1.53ペタビットの伝送成功」
https://www.nict.go.jp/press/2022/10/03-1.html
4. Polarization Insensitive Self-Homodyne Detection Receiver for 360 Gb/s Data Center Links (毎秒360ギガビットのデータセンタ回線用の偏波無依存自己ホモダイン受信器)
フォトニックネットワーク研究室:ボリブーン・ブッサラ、ソアレス・ルイス・ルーベン、ラーデマッハ・ゲオルグ・フレデリック、パットナム・ベン、品田聡、古川英昭 他
安価な高速通信を目指した偏波無依存型の自己ホモダイン受信器を用い、16QAM変調方式による毎秒360ギガビット・142 km伝送に成功しました。

ソアレス・ルイス・ルーベン主任研究員

ラーデマッハ・ゲオルグ・フレデリック主任研究員

ボリブーン・ブッサラ研究員
本件に関する問い合わせ先
ネットワーク研究所・フォトニックICT研究センター・フォトニックネットワーク研究室
古川 英昭E-mail: furukawa
nict.go.jp
nict.go.jp