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RFID(電子タグ)とのデータの授受がオフラインでできるスマホアプリ

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2014年9月16日
概要

書き込み可能な920MHz帯パッシブRFID(電子タグ)に対して、ユーザ領域に文字列を書き込み、読み取ることができるiPhone4S専用アプリです。

特長

 RFIDを利用したシステムでは、IDそのものは意味を持たず、端末内のデータベース、イントラサーバ、あるいはクラウドなどを介して、読み取ったIDの意味を取得(解決)して処理を行う構成が一般的です。それに対して本アプリは、RFIDを電源不要でデータを保持し非接触で追記と消去が可能なデータストレージとして扱い、意味を持つデータをRFID上のユーザ領域に書き込み、オフラインで読み取り利用する仕組みをスマートフォンで実現したものです。

 本アプリは、その場所に来た人しか得られないお得な情報の提供、観光スポットや神社仏閣でその場所に来た足跡を残す記名帳や千社札、スタンプラリーなど、古来の貼り紙あるいは伝言板に相当する場所限定サービスの提供手段としての利用が考えられます。また災害時に携帯電話等の通信インフラが機能停止する事態においては、オフラインでRFIDを介した電子伝言板として情報を授受する使い方に活用できます。
 

備考

このアプリの使用には、iPhone4S端末に加えて、920MHz帯RFIDリーダ・ライタ内蔵スマートフォン端末保護ジャケット(日立情報通信エンジニアリング(株)製L-E1005-IP0001)が必要です。

 
 920MHz帯RFIDリーダ・ライタ内蔵
スマートフォン端末保護ジャケット
 アプリのトップページ画面

 
 
アプリの文字列書き込み画面
ソフトキーボードで書き込み文字列を入力してRFIDにかざすと(左写真)、RFIDのユーザ領域に文字列が書き込まれる(右写真)。

 
アプリの文字列読み取り画面
RFIDに端末をかざし「開始」をタップすると(左写真)、書き込まれている文字列が表示される(右写真)。