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将来の光ネットワークに向けた英国ブリストル大学との共同研究

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2016年9月20日

国立研究開発法人情報通信研究機構

NICTは、新型光ファイバ(マルチコアファイバ)研究において、伝送容量の世界記録を数度にわたり更新し、世界を牽引してきました。これまでの研究で、マルチコアファイバが実用化されれば、伸び続ける通信トラヒックに対応できると考えられていますが、通信ネットワークは光ファイバだけではなく、交換装置や制御システム等が必要で、それらを使ったネットワーク全体の研究開発は今後の課題となっています。NICTは光ネットワークの研究で実績のあるブリストル大と長年共同研究を実施し、これらの課題において、顕著な成果を出しています。


今回、NICTとブリストル大は、マルチコアファイバを使って商用ネットワークを模擬した実験用ネットワークを構築し、既存のネットワークより効率的で安全かつ省エネに光パスを設定する実験に成功しました。この実験の成功により、マルチコアファイバの有効性を実証し、将来のエクサビット毎秒級のネットワーク実現に向けた第一歩となりました。
この実験において、NICTはこれまで開発したマルチファイバを含む世界最先端技術によるネットワーク機器を提供し、ブリストル大はマルチコアファイバの能力を最大限に発揮できるネットワーク設計を行いました。

マルチコアファイバを利用した今回の実験網
マルチコアファイバを利用した今回の実験網


関連リンク
本件に関するブリストル大の報道発表のページ

   

本件に関する問い合わせ先

ネットワークシステム研究所
フォトニックネットワークシステム研究室

ヴェルナー クラウス
Tel:042-327-5769
E-mail: