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東北地方太平洋沖地震の被災地域における超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)による仮設ブロードバンド通信網の構築について

(松島基地)

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2011年4月1日

情報通信研究機構(以下NICTという。理事長:宮原秀夫)は、技術実証のための衛星「きずな」(WINDS)を用いて災害対策にも資するブロードバンド衛星通信の研究開発を実施しております。

今般、NICTは、航空自衛隊松島基地において、「きずな」(WINDS)を用いた仮設のブロードバンド実験用通信網を構築いたしました。

具体的には、航空幕僚監部の要請により、松島基地及び入間基地に直径1メートル程度の小型の地球局設備を臨時に設置し、NICT鹿島宇宙技術センターに設置されている大型地球局とあわせて計3拠点を結ぶ実験用通信網を構築しました。

衛星通信の特筆すべき特徴のひとつは、周辺にインフラのない山間部、離島、被災地においても地球局設備を設置すればすぐに高性能の通信が利用可能になる機動性・即応性です。今回の「きずな」(WINDS)の場合、機材到着後およそ2時間程度で仮設局の設置を行い、通信が可能になりました。

今般の地震により被災された皆様に、心からお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。



<参考>

「鹿島宇宙技術センター」
衛星通信等の宇宙技術に関する情報通信研究機構の施設。研究開発施設として、「きずな」(WINDS)や「きく8号」(ETS-8)等の技術試験衛星の実験運用を実施しています。

東日本大震災におけるWINDSを用いた災害対策活動支援
【連絡先】
情報通信研究機構 広報部

Tel:042-327-6923
Fax:042-327-7587
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