国立研究開発法人情報通信研究機構
2017年10月12日
2017年10月4日、政府は、東京都立川市の立川広域防災基地周辺で、首都直下型地震発生を想定した中央省庁の災害対策本部の設置準備訓練を初めて行いました。訓練では、公衆網の途絶を想定し、各省庁の災害対策本部等の間で非常時の通信を行うため、NICTがこれまでに開発してきた、公衆網に依存せずに自律した通信網を提供できる地域分散ネットワークNerveNet(ナーブネット)と、SNS等からの情報収集、分析、要約の手段として災害状況要約システムD-SUMM(ディーサム)の説明と利用訓練が行われました。これらの訓練を通じて得られた課題を今後のシステム改善等に活かしていく予定です。
(参考)各システムの概要については下記をご参照ください。
- 地域分散ネットワークNerveNet(ナーブネット)
https://www.nict.go.jp/out-promotion/other/case-studies/itenweb/nervenet.html - 災害状況要約システムD-SUMM(ディーサム)
https://disaana.jp/d-summ/manual/manual.html
本件に関する問い合わせ先
耐災害ICT研究センター 企画連携推進室
吉田
Tel: 022-713-7511