国立研究開発法人情報通信研究機構
2016年12月27日
2016年10月にカナダで行われたIEEE Conference on Electrical Insulation and Dielectric Phenomena (CEIDP) 2016にて、電磁波研究所 電磁波応用総合研究室 福永香上席研究員が、基調講演であるWhitehead Lectureの講演者として選ばれました。
CEIDPは、1931年から毎年開催されている誘電絶縁材料に関する世界で最も重要な会議であり、その基調講演であるWhitehead Lectureは、この分野に大きく貢献した研究者によって行われ、Awardとして扱われています。過去にはPeter Debyeなど著名な物理系の学者が講演しており、2016年は福永上席研究員が講演者として選ばれ、10月17日に"Interface matters in Dielectrics"と題して基調講演を行いました。講演では、電気と有機化学や音響工学などの異分野を繋ぐことで誘電絶縁に関する研究に貢献した実例を紹介し、学際領域の重要性を伝え、各国の研究者、特に若手研究者からは、勇気付けられたと好評をいただきました。