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市村学術賞貢献賞を受賞

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2014年5月8日
授賞式の様子
授賞式の様子

左から、熊谷基弘主任研究員、藤枝美穂主任研究員、井戸哲也研究マネージャー
左から、熊谷基弘 主任研究員、藤枝美穂 主任研究員、井戸哲也 研究マネージャー

2014年4月18日、NICT 電磁波計測研究所 時空標準研究室の藤枝美穂主任研究員、熊谷基弘主任研究員、井戸哲也研究マネージャーが、市村学術賞貢献賞を受賞いたしました。

市村賞は、わが国の科学技術の進歩、産業の発展に顕著な成果をあげ、産業分野あるいは学術分野の進展に多大な貢献をされた個人またはグループに対して公益財団法人新技術開発財団より贈呈される賞です。

今回、市村学術賞貢献賞を受賞することになった業績は「都市間敷設光ファイバによる光基準信号の伝送・比較技術の開発」です。

受賞者らは、NICT本部(小金井市)-大手町間を結ぶJGN2plus (当時) の光ファイバにおいて、振動や温度変化によるノイズを補償して光周波数基準信号を伝送する技術を開発し、さらに伝送経路を延伸してNICT・東京大学両拠点にある光格子時計の16桁に及ぶ周波数再現性を世界で初めて証明しました。本技術は、今後秒の再定義に向けた周波数比較や重力ポテンシャルの高精度センサなどに応用されることが期待されます。


関連プレスリリース

「6500万年にわずか1秒の誤差!光格子時計の精度を世界で初めて光ファイバで結び実証 ~標高差56mによる相対論的な時計の“ずれ”もリアルタイムに検出~」(2011年8月4日)
https://www.nict.go.jp/press/2011/08/04-1.html