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元NICT研究者の平原正樹氏(故人)がインターネット殿堂入り

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2014年4月22日

2014年4月8日にInternet Society(ISOC)は、インターネットの殿堂(Internet Hall of Fame)のグローバルコネクター部門で、元NICT研究者の平原正樹氏(故人)を選出したことを発表しました。グローバルコネクター部門は、インターネットの世界的成長と利用の促進に顕著な貢献をした個人を対象としたものです。

平原氏は、2003年~2008年の6年間に亘りNICTにおいて、モバイルネットワークやインターネット計測などの研究開発に携わるとともに、我が国の新世代ネットワーク研究開発の立上げの中心的な活動をなされておられましたが、NICT在職中の2008年7月に急逝されました。

平原氏は、我が国のインターネット黎明期において、当時ボランティアによって行われていた、国内やアジア太平洋のインターネットアドレスの割当管理業務の組織化などのために、JNICやJPNIC、APNICの設立に尽力され、JPNICでは初代の運営委員長を務められました。研究開発の面においても経路制御、インターネットの計測、モバイルネットワーク等の重要な研究をなされました。殿堂入りはそれらの功績を称えたものです。

NICTでは、平原氏を中心に取り組みを進めていた、インターネットの次の技術である新世代ネットワークの早期の実現に向けて研究開発を進めて参ります。


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