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対サイバー攻撃アラートシステム “DAEDALUS”の可視化画面が日本科学未来館(東京)、うめきた・ナレッジキャピタル(大阪)でご覧いただけます

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2013年5月1日

独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:坂内 正夫)が研究開発した、対サイバー攻撃アラートシステム“DAEDALUS(ダイダロス)”の可視化画面が、日本科学未来館(東京都江東区)及び、うめきた・ナレッジキャピタル(大阪市北区)の2箇所の施設で公開されることになりました。

“DAEDALUS(ダイダロス)”(Direct Alert Environment for Darknet And Livenet Unified Security)は、組織内からのサイバー攻撃を検知して警報を出すシステムです。開発を発表して以来、研究機関・大学・企業から大きな反響を得ており、現在、民間への技術移転を進めているNICTの研究成果の一つです。この機会に、一般の皆様にもご覧いただければ幸いです。

(1)「日本科学未来館」における一般公開

[施設概要] 住所: 東京都江東区青海2-3-6
運営: 独立行政法人科学技術振興機構
館長: 毛利 衛
 [期 間] ・2013年5月1日から
・開館時間等の詳細につきましては、以下のWebサイトをご参照下さい。
 日本科学未来館Webサイト
 [場所・方式]
・1階インフォメーションロビーに設置されている「203インチディスプレイ」において、過去に検知したサイバー攻撃をDAEDALUS可視化エンジンにより繰り返し再現。
・再生時間は1回当たり約5分間、1時間に1回のペースで再生。同画面についての解説も、併設されたディスプレイに表示。
 [公開の様子]  

(2)「うめきた・ナレッジキャピタル」における長期展示

[施設概要] 住所:  大阪市北区大深町3-1
運営:  一般社団法人ナレッジキャピタル (代表理事:宮原秀夫)
     株式会社KMO (代表取締役社長:間渕豊)
 [期 間] ・長期展示 (129日間)
・2013年4月26日(金)~2013年9月1日(日)
・開館時間等の詳細につきましては、以下のご案内をご参照下さい。
ナレッジキャピタル プレスリリース「ナレッジキャピタル開業記念イベント THE世界一展 ~魅せますニッポンの技と人~ のご案内」(2013年4月22日)
(“DAEDALUS”は、「潜入!世界一ファクトリー」の中のNo.129で紹介)
 [場所・方式]
・大阪駅北地区(うめきた)に4月26日に街開きした「グランドフロント大阪」北館、ナレッジキャピタル内「The Lab.(ザ・ラボ) みんなで世界一研究所」の地下1階「イベントラボ」
・日本科学未来館との共同企画による開業記念イベント「THE世界一展」の出展物の一つとして、専用端末を使って常時展示。過去のサイバー攻撃の検知画面をムービー化して繰り返し上映。
 [公開の様子]  

<参考:過去の報道発表>
・NICT プレスリリース
対サイバー攻撃アラートシステム “DAEDALUS”(ダイダロス)の外部展開を開始!」(2012年6月6日)

用語解説

“DAEDALUS”(Direct Alert Environment for Darknet And Livenet Unified Security)

NICTサイバーセキュリティ研究室が研究開発を進めている、サイバー攻撃観測・分析・対策システム“nicter”の大規模ダークネット観測網を応用した、対サイバー攻撃アラートシステム。観測対象の組織内のマルウェア感染や、組織内から組織外への攻撃、さらには組織外からのDoS(サービス不能)攻撃などを迅速に検知し、アラート(警報)を送信する機能を有する。

nicter (Network Incident analysis Center for Tactical Emergency Response)

nicter は、インターネットで発生する様々な情報セキュリティ上の脅威を迅速に把握し、有効な対策を導出するための複合的なシステム。サイバー攻撃の観測やマルウェアの収集などによって得られた情報を分析し、その原因を究明する。

ダークネット

インターネット上で到達可能かつ未使用のIPアドレス空間のこと。未使用のIPアドレスに対しパケットが送信されることは、通常のインターネット利用の範囲においては稀であるが、実際にダークネットを観測してみると、相当数のパケットが到着することが分かる。これらのパケットの多くは、マルウェアの感染活動など、インターネットで発生している何らかの不正な活動に起因している。そのため、ダークネットに到着するパケットを観測することで、インターネット上の不正な活動の傾向把握が可能になる。

マルウェア

ウイルス、ワーム、ボット、スパイウェアなど、情報漏えいやデータ破壊、他のコンピュータへの感染などの有害な活動を行うソフトウェアの総称であり、「mal-」=「悪の」という接頭辞とソフトウェアの「ware」を組み合わせた造語。マルウェアは、近年、多様化・高度化する傾向にあり、セキュリティインシデントの一大原因となっている。

DoS(Denial of Service:サービスの妨害)攻撃

サーバなどのネットワークを構成する機器に対して、サービスの提供を不能な状態にする攻撃のこと。



本件に関する 問い合わせ先

社会還元促進部門 知的財産推進室

滝澤修、鈴木啓太、福田誠、栗原則幸
Tel:042-327-6950  
Fax:042-327-6659
E-mail:

取材依頼及び広報 問い合わせ先

広報部 報道担当

廣田幸子
Tel:042-327-6923  
Fax:042-327-7587
E-mail: