5月9日(水)に東京国際フォーラムにおいて、世界科学データシステム(WDS: World Data System)国際プログラムオフィス(IPO: International Programme Office)の開所式を執り行いました。同オフィスはNICTと国際科学会議(ICSU: International Council for Science)との協力の下で、科学データの取扱の高度化を目指すプログラム実施のため、NICT内に設置されたものです。約200名の来場者の前で、オフィスの「銘板」デザインの除幕が、川端総務大臣、神本文部科学大臣政務官等の来賓の方々と共に行われました。
2012年5月22日
また、国際プログラムオフィス設置に関する協力文書への署名式も執り行われました。
さらに、国際科学会議のLee会長、事務局長のSteven Wilson氏、新たに国際プログラムオフィスのエグゼクティブディレクターに就任したMustapha Mokrane氏から、国際科学会議やオフィスの概要等に関するご挨拶・プレゼンテーションが行われました。村山統合データシステム研究開発室長からは、NICTとオフィスとの関わりについてプレゼンテーションが行われました。
式典ではその後、東北大学災害科学国際研究所の今村文彦副所長から、津波の解析技術や災害情報アーカイブについて、また、東京大学生産技術研究所の喜連川優教授から、情報技術の最先端を紹介する講演がそれぞれ行われ、盛況のうちに幕を閉じました。