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被災地におけるインターネット無線LAN環境の構築 その後の展開【2】

〜 その後の展開について 〜

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2011年6月13日

情報通信研究機構(NICT)では、岩手県、宮城県、および、福島県から、被災地域の避難所や行政機関等における情報通信環境の構築による支援活動に対する要請を受け、本年4月5日以来、合計60か所以上にコグニティブ無線ルータの設置による無線インターネット接続環境を構築してきました。これにより、被災者や自治体職員、ボランティア活動等の方々が支援物資情報等の生活に必要な情報を取得可能にするだけではなく、限られた情報しか得られずに厳しい避難生活を送られている被災者に自由に情報を取得して頂き、安心で心にゆとりを持った生活を送って頂くことに貢献してまいりました。

今回設置したコグニティブ無線ルータは、平成22年9月1日より神奈川県藤沢市周辺で運用中の広域コグニティブ無線テストベッドで使用しているものの中から、今回の震災支援のために急きょその一部を移設して提供しているものです。

これまでの被災地での実験を通して、コグニティブ無線ルータはNICTから遠隔でコントロールされ、長期間にわたって安定で高速なインターネットアクセス環境を提供できることが確認されています。 また、本システムは、復旧過程において無線通信環境や利用者のご要望が大きく変化する段階でも、その変化に応じて自動的に最適な無線インターネット接続を切り替えて運用が続けられています。

現在、コグニティブ無線が設置してある場所
現在、コグニティブ無線が設置してある場所 ↑
コグニティブ無線ルータを設置中のNICT職員
コグニティブ無線ルータを設置中のNICT職員 ↑
コグニティブ無線ルータを設置する様子
コグニティブ無線ルータを設置する様子 ↑
<本件に関する 問い合わせ先>

ワイヤレスネットワーク研究所
スマートワイヤレス研究室
原田 博司、村上 誉、石津 健太郎
Tel:046-847-5076
E-mail:

<取材依頼及び広報 問い合わせ先>

広報部
報道担当
廣田 幸子
Tel:042-327-6923
E-mail: