国立研究開発法人 情報通信研究機構
2016年2月23日
NICTは、3月5日(土)に鹿児島大学で開催される防災ワークショップ「大規模火山噴火時の地域防災」(主催:国立大学法人 鹿児島大学地域防災教育研究センター、次世代安心・安全ICTフォーラム)に、協力機関の1つとして参画いたします。2014年の御嶽山噴火による人命被害、全島民が避難した2015年の口永良部島噴火、大規模噴火の可能性が指摘されている桜島など、火山噴火に対する防災・減災の取組は喫緊の課題です。本ワークショップの第1部では、大規模噴火時に何が起きるのか、それに対処するために何を準備しておくべきかについて、大学、地方自治体や民間の防災担当者、住民の方を交えて議論します。第2部では、大正噴火級大噴火の再来に備えた火山観測や防災・減災に資する最新の技術開発を紹介いたします。
多くの方々のご参加をお待ちしております。
プログラム(敬称略)
10:00 開会
第1部 何が起きるのか、何をなすべきか
第2部 大規模火山噴火時に立ち向かう最新技術開発
17:00 閉会
第1部 何が起きるのか、何をなすべきか
司会:下川 悦郎(鹿児島大学 地域防災教育研究センター 特任教授)
1)大規模噴火の歴史
1)大規模噴火の歴史
「大規模噴火の実例」
2)どんなことが起きるか小林 哲夫(鹿児島大学 名誉教授)
「大噴火でどんなことが起きるか」
3)何を準備すべきか 三田 和朗(株式会社ホウセイ・技研 常務執行役員技師長)
「災害時の体制」
大竹 俊光(鹿児島県危機管理防災課長)
「セーフコミュニティによる取組」郡司 清隆(鹿児島市危機管理課)
「病院の準備、家庭の備え」内山 美香(鹿児島大学病院 救急病棟 副師長)
第2部 大規模火山噴火時に立ち向かう最新技術開発
司会:熊谷 博(次世代安心・安全ICTフォーラム 企画部会 部会長/NICT耐災害ICT研究センター 副研究センター長)
1)基調講演 「大規模噴火の監視と防災の課題」
2)技術セッション 「噴火被害の観測・予測・減災技術の最前線」山里 平(気象研究所 火山研究部長、前鹿児島気象台長)
コーディネータ:臼田 裕一郎(防災科学技術研究所 レジリエント防災・減災研究推進センター プロジェクトディレクター)
「災害リスク情報の共有と利活用」臼田 裕一郎(防災科学技術研究所 レジリエント防災・減災研究推進センター プロジェクトディレクター)
「火山防災への取組」永吉 修平(国土交通省 九州地方整備局 企画部 火山防災対策分析官)
「大規模噴火の降灰予測」新堀 敏基(気象研究所 火山研究部 第二研究室 主任研究官)
「雲の上から火山の状況を把握 -航空機搭載SAR-」浦塚 清峰(NICT 電磁波計測研究所 統括)
「地域内の通信と情報共有を実現する途切れにくいネットワーク」井上 真杉(NICT 耐災害ICT研究センター ワイヤレスメッシュネットワーク研究室 研究マネージャー)
「滞空時間の長い無人機による無線中継と災害モニタリング」三浦 龍(NICT ワイヤレスネットワーク研究所 ディペンダブルワイヤレス研究室 室長)
17:00 閉会
開催日時 | 2016年3月5日(土) 第1部:10:00~12:30(開場 9:30) 第2部:14:00~17:00(開場 13:30) |
開催会場 アクセス(URL) |
鹿児島大学 郡元キャンパス 共通教育棟1号館 125号講義室 鹿児島県鹿児島市郡元1-21-40 https://www.kagoshima-u.ac.jp/about/campusmap.html#01 |
主催 | 国立大学法人 鹿児島大学地域防災教育研究センター、次世代安心・安全ICTフォーラム |
後援 | 内閣府(防災担当)、文部科学省、国土交通省九州地方整備局、総務省九州総合通信局 |
協力 | 国立研究開発法人 防災科学技術研究所、国立研究開発法人 情報通信研究機構 |
参加対象者 | 自治体・企業の防災担当者、防災システムの製造事業者・研究者、および防災に興味を有する広く一般 |
参加費 | 無料 以下の詳細ページより、メールにてお申し込みください。 |
イベント詳細 | https://ictfss.nict.go.jp/kagoshima2016/index.html |
お問い合わせ先
鹿児島大学地域防災教育研究センター
Tel:099-285-8919
E-mail:
URL:http://bousai.kagoshima-u.ac.jp