NICTは、来る6月4日(水)に、第13回IVS技術開発センターシンポジウムを開催致します。
米国、ドイツ、スペイン、日本、ロシア等の各国では、現在、IVS(国際VLBI事業)によって推進されている次世代広帯域測地VLBIシステムの仕様(VGOS仕様)に基づくアンテナと観測システムの整備が進められています。NICTにおいてもVGOS仕様に準拠した広帯域VLBIシステム「Gala-V[A1]」の開発を進めており、昨年12月には鹿島宇宙技術センターの34mアンテナに6.4~15GHzの観測が可能な広帯域フィードを搭載し、宇宙空間のメタノール分子がメーザー発振して放射する、6.7GHz及び12.2GHzの電磁波の同時観測に成功しています。
本シンポジウムでは、これら新しい観測システムの開発や、新しい技術開発構想、測地・天文観測、あるいは全地球航法衛星システム(GNSS)技術との連携等、VLBI及び関連する宇宙測地技術全般について議論することとしております。本分野に興味のある皆様の参加をお待ちしております。
※当日のプログラムは5月末にご案内の予定です。