独立行政法人情報通信研究機構(NICT)は、一般社団法人電波産業会(ARIB)との共催により「周波数資源開発シンポジウム2012 -人やモノを柔軟かつ確実に繋ぐ無線通信-」を開催します。
災害非常時や光ファイバの敷設が困難な地域、移動環境などのあらゆる状況下で、人やモノが柔軟にかつ確実に繋がり、周波数資源やエネルギー資源を有効に利用できる無線通信システムの実現が期待されており、その研究開発が急がれております。
東日本大震災時、固定電話よりも迅速に復旧が進んだ携帯電話サービスですが、確実な無線通信を提供するためには課題も多く残されています。特定な無線基地局やアクセスポイントに依存せずにそれらを結び、低遅延性や柔軟性を備えたディペンダブルワイヤレス通信技術は、災害非常時にも有効な通信手段として認識されています。
本シンポジウムでは、柔軟でかつ迅速に構築できる災害にも強い無線通信を実現するための技術や政策、取り組み等について、産学官の専門家による講演を行います。
研究者や専門家のみならず、多くの方の参加を心からお待ち申し上げております。