NICT、NII、MAFFIN及びWIDEプロジェクト間の相互接続環境の構築運用に関する連携推進協定の締結について

2022年10月7日


国立研究開発法人情報通信研究機構

国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立情報学研究所(NII)、農林水産省農林水産技術会議事務局(MAFFIN)及びARENA-PACを運用するWIDEプロジェクトは、相互接続環境の構築及び運用に関する連携協力の推進に当たり、協定を締結しました。本協定の締結により、協定当事者の研究開発教育ネットワーク間及びこれらと接続する外部の研究開発教育ネットワークとの間のトラフィック交換を円滑に推進かつ効果的に実施し、もって我が国の研究開発教育ネットワークの発展に寄与していきます。

国立研究開発法人情報通信研究機構、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立情報学研究所、農林水産省農林水産技術会議事務局及びWIDEプロジェクト(以下、4者という。)は、相互接続環境の構築及び運用に関する連携協力の推進に当たり、協定を締結しました。研究開発教育ネットワーク間及びこれらと接続する外部の研究開発教育ネットワークとの間のトラフィック交換を円滑に推進かつ効果的に実施し、もって我が国の研究開発教育ネットワークの発展に寄与していくため、10月7日NICTイノベーションセンターにおいて4者間の協定の署名式が行われました。
協定の締結により期待される協力事項
・NICT、NII、MAFFIN及びWIDEプロジェクト4者間のトラフィック交換に用いる相互接続環境の構築及び運用
・4者間のトラフィックの相互バックアップ
・4者が外部の研究開発教育ネットワークと接続する場合の相互接続環境の利用
協定を締結する4者を構成員とする連絡会議では、従来APAN-JPなどとして連携体制を推進してきた研究開発推進ネットワークの発展を目指し、現状に関する情報共有と今後の計画、APOnet(*1)AER(*2)など国際的な研究開発教育ネットワーク間の連携協力の推進について、連絡・調整が行われています。(参考:添付図)
図1 Asia Pacific Oceania Network(APOnet)のネットワーク図 
図1 Asia Pacific Oceania Network(APOnet)のネットワーク図 
図2 Asia-Pacific Europe Ring(AER)のネットワーク図
図2 Asia-Pacific Europe Ring(AER)のネットワーク図
4者間の協定の署名式
写真1 4者間の協定の署名式
4者連絡会議の集合写真
写真2 4者連絡会議の集合写真
本協定を端緒として、4者間のトラフィック交換に用いる相互接続環境の構築・運用及び国際的な共同実験・研究に必要な連携・協力が円滑化されるとともに、ネットワークが停止した場合の耐障害性が大幅に向上され、NICTを含む各機関における研究開発環境の一層の充実が期待されます。

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総合テストベッド研究開発推進センター長 主管エキスパート
児島 史秀 藤井 啓造