台風11号の影響による標準電波送信所の両局同時停波について

2022年9月12日


国立研究開発法人情報通信研究機構

NICT(理事長: 徳田 英幸)は、法律※に基づき、標準電波を発射し、標準時を通報する業務を行っています。標準電波は福島県の「おおたかどや山標準電波送信所」及び佐賀県と福岡県の県境に位置する「はがね山標準電波送信所」から送信されています。2022年9月1日(木)、定期保守作業と台風11号による雷害回避が重なったことにより、2か所の標準電波送信所が同時に停波する時間帯が生じました。

※総務省設置法第四条第一項第六十八号、国立研究開発法人情報通信研究機構法第十四条第一項第三号

2022年8月31日(水)から9月6日(火)にかけて九州地方周辺を通過した、台風11号による雷害の回避のため、はがね山標準電波送信所では標準電波の一時的な送信停止(停波)を行いました。既に状況が収束いたしましたので、この間の停波状況を報告いたします。下記の日時において、おおたかどや山標準電波送信所の定期保守作業と重なった事により両送信所の同時停波が発生し、標準電波を利用する皆さまにご不便をお掛け致しました。

1. 同時停波の日時:2022年9月1日(木) 13:15:22~14:57:26
2. 原因:雷害回避のための停波と定期点検に伴う停波との同時発生

各送信所の詳しい運用情報および現在の送信状況については、日本標準時グループのホームページ(https://jjy.nict.go.jp/)にてお知らせしています。是非ご利用ください。

NICTでは国内2か所で標準電波送信所を運用することにより、少なくとも1か所からは常に標準電波を送信するように努めております。しかしながら送信設備機器の保護のため、また定期保守等に携わる作業者の安全のため、やむを得ず同時停波が発生する場合がございます。何卒ご理解のほど、宜しくお願い申し上げます。
 

本件に関する問い合わせ先

電磁波研究所 電磁波標準研究センター 時空標準研究室
日本標準時グループ

松原 健祐
Tel: 042-327-6985