Beyond 5G研究開発促進事業における知財化・標準化アドバイザーの募集(更新)

2022年6月8日


国立研究開発法人情報通信研究機構

国立研究開発法人情報通信研究機構は、Beyond 5G研究開発促進事業で採択された研究開発を実施する民間企業や大学関係者に対し、知財・標準化に関する高度な専門知識を用いて、必要な助言やサポートを行う「知財化アドバイザー」及び「標準化アドバイザー」を募集します。(2021年12月24日のお知らせの更新)

1 趣旨

国立研究開発法人情報通信研究機構(以下、NICTという。)は、2030年代に期待されるSociety5.0実現のための取り組みであるBeyond 5G推進戦略(2020年6月総務省公表)のもと、Beyond 5G研究開発促進事業(以下、Beyond 5G研究開発促進事業という)を推進しています。同事業は、Beyond 5Gの実現に必要な要素技術について、民間企業や大学等への公募型研究開発を実施し、事業化を目的とした要素技術の確立や国際標準への反映等を通じて、Beyond 5Gにおける我が国の国際競争力強化等を図ることを目指しています。
本公募では、Beyond 5G研究開発促進事業で採択された民間企業や大学関係者のうち、知財・標準化に関する支援を希望する者(以下、支援対象者という。)に対し、支援対象者の行う研究開発に関する技術領域の知見と知財や標準化に関する高度な専門知識を用いて、必要な助言やサポートを行う「知財化アドバイザー」及び「標準化アドバイザー」を募集するものです。

2 募集内容

NICTでは応募された内容に基づき、支援対象者が希望する支援内容と時期を含めてマッチングを図り、支援実績に応じて報酬を支払います。

(1)募集期間
令和3年12月24日(金)から当面の間

(2)職務内容
Beyond 5Gの研究に参画する民間企業や大学関係者に対し、知財・標準化に関する高度な専門知識を用いて、必要な助言やサポートを行う。また、支援に従事している各アドバイザーは、支援対象プロジェクトの知財化及び標準化活動の相互の連携及び運営管理を行うための「知財化アドバイザー全体会議」「標準化アドバイザー全体会議」等に各々参加する。
① 知財化アドバイザー
知財戦略の策定や知財獲得に関しての助言や支援を行う。週2回、3時間程度を最大として支援対象プロジェクトとの打ち合わせ等を通じて助言や支援を行う。
② 標準化アドバイザー
標準化関連の文書の作成、標準化会合の参加、標準会合の議長等の関係者への調整等に関して助言や支援。週2回、3時間程度を最大として支援対象プロジェクトとの打ち合わせ等を通じて助言や支援を行う。

(3)応募の要件
Beyond 5Gの研究に参画する民間企業や大学関係者に対し、知財化・標準化に関する高度な専門知識で支援でき、パソコン等を使用してインターネット経由等で会議に参加できること。なお、中立性の観点から現在、Beyond 5G関連の知財・標準化関連事務及び研究開発等を行っている企業※に職員として所属されている方は、本応募の対象から除くものとする。(※疑義がある場合は、事前に問い合わせ先まで連絡すること)
① 知財化アドバイザー
支援対象プロジェクトが属する技術領域に関する知見を有し、企業知財部門等での知財戦略策定や知財獲得等で豊富な経験を持つ知財専門家人材や、当該技術領域に知見を有し、知財戦略策定や知財獲得の支援を専門として豊富な経験をもつハイレベルな弁理士等の専門家(現役に限らず退職者でも可)
② 標準化アドバイザー
国立研究開発法人や民間企業、大学等でITU、ISO、IEC、3GPP、IEEE、IETF等での標準化活動で役職者の経験があり、国際的な標準化活動で標準化提案等の豊富な経験のあるハイレベルな標準化エキスパート(現役に限らず退職者でも可)

(4)勤務時間及び勤務地
支援対象者の求める支援内容と、知財・標準化アドバイザーの可能な条件とのマッチングにより決定。

(5)報酬
1件あたりの謝金として1時間あたり9,800 円。交通費は別途支給。

(6) 応募方法
応募される方は以下の問い合わせ先へご連絡の上、以下の要領で応募して下さい。履歴書(自筆・写真貼付)・職務経歴書(知財化及び標準化の業務内容や実績のわかるもの)・切手を貼付した宛先明記の返信用封筒を同封の上、担当者へ郵送ください。(株式会社サイバー創研は本件事務の請負事業者です)

組織名:株式会社サイバー創研
部署:知的財産事業部門
担当者氏名:横山 勝
Tel:03-3490-3186
e-mail:nictb5g@cybersoken.com

(7)選考方法
書類審査により、アドバイザーとして登録する方を決定します。場合により面接を実施します。
選考の結果は個別に連絡します。

(8)その他
アドバイザーとして登録された場合においても、報酬は支援対象者へ派遣された時間で発生します。支援活動にあたっては、秘密保持契約等を研究開発実施者から求められることがあります。

関係リンク

○Beyond 5G研究開発促進事業について
https://www.nict.go.jp/collabo/commission/B5Gsokushin.html

本件に関する問い合わせ先

オープンイノベーション推進本部総合プロデュースオフィス
イノベーション推進部門標準化推進室
中川 拓哉