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令和8年度「情報バリアフリー役務提供事業推進助成金」の交付決定

2026年6月15日

国立研究開発法人情報通信研究機構

国立研究開発法人情報通信研究機構(NICTエヌアイシーティー、理事長: 大野 英男)は、令和8年度「情報バリアフリー役務提供事業推進助成金(注)」の助成対象事業を決定しましたので、下記のとおりお知らせします。
(注)  身体障害者のための通信・放送役務の提供又は開発に必要な資金について、NICTが予算の範囲内で必要な助成措置を講ずることにより、通信・放送役務の利用に関する身体障害者の利便の増進に資することを目的としており、平成13年度から実施しています。

1. 助成金を交付する事業(助成対象事業)の決定

助成対象事業の公募(令和8年1月19日(月)〜3月13日(金)実施)に申請のあった16件の事業について評価委員会(外部有識者7名で構成)による評価を行い、その結果を基に、次の6件を交付決定しました。

 
事業の名称
事業者名
所在地
1 ICT を活用した車いすユーザー向けバリアフリーマップの開発・普及 認定特定非営利活動法人ウィーログ 東京都
2 点字ディスプレイを活用した視覚障害者向け学習支援WEBアプリケーションサービス提供 ケージーエス株式会社 埼玉県
3 きこえない人ときこえる人のコミュニケーションを円滑にするためのサービスの提供 ソフトバンク株式会社 東京都
4 聴覚障害者のコミュニケーションを支援する会話可視化サービスの提供 ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 東京都
5 視覚障がい者向け認証確認型アクセス支援サービスの開発・提供 日立チャネルソリューションズ株式会社 東京都
6 視聴覚障害者向けエンターテイメントの情報保障サービス 特定非営利活動法人メディア・アクセス・サポートセンター 東京都
(事業者名は五十音順)

2. 交付決定総額

68,837,000円

3. 助成対象事業の概要

別紙のとおり

4. 関連する報道発表

令和8年度「情報バリアフリー役務提供事業推進助成金」の公募について(2026年1月15日)

別紙

1

助成対象事業名 ICTを活用した車いすユーザー向けバリアフリーマップの開発・普及(新規)
助成対象事業者 認定特定非営利活動法人ウィーログ
【概要】
車いすユーザー向けバリアフリーマップ「WheeLog!」のWeb版刷新を行い、生成AIによる対話型検索や自治体保有データの統合を推進する。視線入力等を用いる重度障害者を含む利用者の情報探索負荷を軽減し、精緻なバリアフリー情報を容易に取得できる全国的な情報基盤を構築することで、社会参加を支える持続可能なバリアフリー情報インフラの実現を目指す。
【イメージ】
事業イメージ

2

助成対象事業名 点字ディスプレイを活用した視覚障害者向け学習支援WEBアプリケーションサービス提供(新規)
助成対象事業者 ケージーエス株式会社
【概要】
パソコン又はスマートフォンと点字ディスプレイを接続した環境で利用する、視覚障害児童向け学習支援WEBアプリケーションを開発・提供する。ブラウザ上で利用可能な学習ドリル機能や学習記録機能等を通じて、視覚障害児童の学習機会の拡充と教育現場の効率化を図り、進学・就労の選択肢拡大に寄与する。
【イメージ】
点字ディスプレイ
パソコンやスマートフォン等の機器から出力される点訳データを、ピンの上下運動を使って点字を表示するための電子機器
事業イメージ
事業イメージ

3

助成対象事業名 きこえない人ときこえる人のコミュニケーションを円滑にするためのサービスの提供(新規)
助成対象事業者 ソフトバンク株式会社
【概要】
手話認識技術を実用化水準へと引き上げ、聴覚障がい者と健聴者の双方向コミュニケーションにおける情報保障を確立することを目的として、実社会の多様な手話表現に対応するための手話動画データ収集および、ユーザーが自由な手話表現を登録できるUIを既存アプリに実装し、継続的な精度向上を可能とするサービスを提供する。
【イメージ】
SureTalk:AIを活用した手話・音声間の相互変換機能および手話データ登録機能を備えたコミュニケーションツール
事業イメージ

4

助成対象事業名 聴覚障害者のコミュニケーションを支援する会話可視化サービスの提供(継続)
助成対象事業者 ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
【概要】
聴覚障害者も参加する会議等の場において、複数者の音声をリアルタイムで可視化するサービスを提供する。音声認識と独自開発のマイク・専用アプリを用い、「誰が」「何を」話したのか、話者の方向と文字化した音声を表示することができ、AIを用いた会話要約作成機能で、会話全体の内容を簡単に把握もできる。
【イメージ】
事業イメージ

5

助成対象事業名 視覚障がい者向け認証確認型アクセス支援サービスの開発・提供(新規)
助成対象事業者 日立チャネルソリューションズ株式会社
【概要】
視覚障がい者が、施設・住宅などの出入口やゲートを、常時介助者に頼らなくても安全かつ円滑に通過できるようにするとともに、来訪者の本人性および有効な資格・訪問権限を確認した上で、受け入れ判断ができる通信役務を開発・提供する。これにより、本人通過支援と来訪者信頼確認支援の両面から情報バリアを解消し、自立的な移動・施設利用・在宅生活を支援する。
【イメージ】
事業イメージ

6

助成対象事業名 視聴覚障害者向けエンターテイメントの情報保障サービス
助成対象事業者 特定非営利活動法人メディア・アクセス・サポートセンター
【概要】
映像視聴や芸術鑑賞において制作されたバリアフリーデータ(聴覚障害者用字幕・視覚障害者用音声ガイド等)のアーカイブ化、管理・運用を行うともに、「セカンドスクリーン型情報保障」を進めながら、バリアフリーアーカイブデータのメディア業界全体への提供を行い、視聴覚障害者のバリアフリー視聴環境整備を行う。
【イメージ】
事業イメージ

本件に関する問合せ先

デプロイメント推進部門
情報バリアフリー推進室

芦澤 宏和、長谷川 諒、中野 基生
Tel: 042-327-6022

https://www.nict.go.jp/info-barrierfree/others/inquiry.html

広報

広報部 報道室