国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、理事長: 徳田 英幸)は、高度通信・放送研究開発委託研究として令和7年度から新たに研究開発を開始する課題241について、学識経験者で構成される評価委員会での評価等を踏まえ、下記のとおり採択しました。
1. 採択された提案課題と提案者
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- 高信頼データ流通のための非集中型ネットワーク内ストレージ及びアプリケーションの研究開発(課題番号241)
- 提案課題:
- 高弾性ハイパーセキュアな非集中型ストレージによるデジタルツイン流通アプリケーションの研究開発
- 提案者:
- 学校法人早稲田大学(代表提案者)、国立大学法人東京科学大学、株式会社ガイアックス、Casley Deep Innovations株式会社
- 概要:
- 本研究開発課題では、分散型物理インフラネットワーク(DePIN)の社会実装に向けて、NICTセキュアオフチェーンストレージを活用した共創型デジタルツイン流通サービスの研究開発を行う。特に、セキュアで確実にコンテンツ流通を可能とする高弾性ハイパーセキュアな非集中型ストレージアプリケーションを確立し、その上で、データ提供者と消費者間が、第三者機関を不要とし、安全に安心して非集中型のデータ流通を可能とする共創型デジタルツイン流通サービスの実装を進める。本サービス実装を通して、Web3世界の到来を促進させるとともに、Web3基盤を支える自律性と信頼性に資する革新的な分散ネットワーク・ストレージ技術の実用化に貢献する。
2. 公募等の概要
上記の課題241については、令和6年10月31日から同年12月6日まで公募を行いました。公募の詳細は、以下のWebサイトをご参照ください。
なお、本公募は、2024年5月31日から同年7月1日まで公募を行った課題238において、2件採択予定のところ1件のみの採択となったため、1件分を課題241として再公募したものです。