(1) 革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業について
Beyond 5G(6G)は、次世代の基幹的な情報通信インフラとして、あらゆる産業や社会活動の基盤となり、国境を越えて活用されていくことが見込まれています。国の情報通信審議会「Beyond 5Gに向けた情報通信技術戦略の在り方」中間答申(2022年6月)(以下「Beyond 5G中間答申」という。)等を踏まえ、Beyond 5G(6G)の実現及び我が国の国際競争力の強化等に向けて、複数年度に渡って安定的・効率的な研究開発支援を可能とするため、本年3月、国立研究開発法人情報通信研究機構(以下「NICT」という。)に情報通信研究開発基金が造成されました。
同基金により実施する革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業は、我が国が強みを有する技術分野を中心として、社会実装・海外展開を目指した研究開発を主たる支援対象としています。
※「Beyond 5Gに向けた情報通信技術戦略の在り方」中間答申(2022年6月30日 情報通信審議会)
(2) 「社会実装・海外展開志向型戦略的プログラム」について
本基金事業で実施する「社会実装・海外展開志向型戦略的プログラム」では、我が国が強みを有する技術分野を中心として、社会実装・海外展開に向け、一定期間内にTechnology Readiness Level (TRL)を一定水準に到達させることを目指す研究開発プロジェクトを対象に支援することとしており、プロジェクトの実施に当たり、従来事業における技術面を中心とした評価に加え、社会実装・海外展開を見据えた市場や経営・ビジネスの観点など事業面からの評価を行います。評価は、国の情報通信審議会(情報通信技術分科会 技術戦略委員会)に設置された革新的情報通信技術プロジェクトWGにおいてとりまとめられた、事業面から見た評価等※に基づき実施します。
※「革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業に係る事業面からの適切な評価の在り方等について」(2023年3月10日 情報通信審議会 情報通信技術分科会 技術戦略委員会 革新的情報通信技術プロジェクトWG)
※「革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))>基金事業 基金運用方針」(2023年3月24日 総務省)