家庭におけるブロードバンド回線
情報通信研究機構(NICT)から民間企業等への委託による研究
研究内容
量子暗号(※)を受信するために必要な光子1個を検出可能な光ダイオードの研究開発
※量子暗号:量子力学の理論を用いた暗号技術。盗聴しようとすると内容が無意味になり、盗聴されたことがわかる「究極の」暗号技術。
研究成果
入力された微弱な光を大幅に増幅するダイオード(アバランシェ・フォト・ダイオード:APD)を開発した。
社会への適用
APDを製品化(平成18年:三菱電機(株))。
家庭の光アクセスの局舎側・家庭側に使われる光信号の分岐システム(G-PON(※)システム)や、都市圏の高速10Gb/sネットワークに導入されている。
※G-PON:Gigabit Passive Optical Network
情報通信研究機構(NICT)から民間企業等への委託による研究
研究内容
集合住宅で光回線と電話回線を繋ぐブロードバンド技術の研究開発。
研究成果
電話回線を用いたインタ ネ トへの高速接続を可能とする技術 電話回線を用いたインターネットへの高速接続を可能とする技術(VDSL技術(※))を開発した。
※VDSL:Very high-bit-rate Digital Subscriber Line
社会への適用
VDSL装置を製品化(平成15年:住友電気工業(株))。
平成15年9月に製品化 ビル 集合住宅向けに広く普及し ブロードバンド環境の進展に大きく寄与。
平成15年~平成20年の当該製品の出荷累計は、センタ装置が30万台、宅内端末装置が250万台に達した。