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平成28年度委託研究中間評価結果(概要)
採択
番号
課題名 研究
期間
(年度)
受託者
(◎印:
代表研究者)
主な評価コメント 評価
176A01 大規模フラットネットワーク基盤技術の研究開発

課題A 超高速光スイッチサブシステムの開発

副題 超高速光スイッチサブシステムの開発
H26
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H30
◎日本電信電話株式会社
新規なアイデアに基づく新たな高性能・高速光スイッチ、モジュール、サブシステムのプロトタイプ実現および品質劣化モニターの実装など、中間目標は十分に達成していると判断する。
最終目標に向けたシナリオの確実な進展が図れれば、大きな社会的インパクトが得られるものと期待は大きい。
懸念される点は以下2点であり、これに関しては機構とも協議しながら早急に対応し、その結果を再度提出することが課題全体の効果的な進展を図るために必要と考える。
①課題A-1 超高速光スイッチサブシステム基盤技術の研究開発に関する実施体制の見直し/強化策に関する点
②課題Bとの連携体制の強化策(システム的な観点からの目標の明確化)/作業工程(経費計画含む)に関する点
A
富士通株式会社
176B01 大規模フラットネットワーク基盤技術の研究開発

課題B 柔軟な高速可変性を活用する大規模フラットネットワークの検討

副題 マルチサービスを提供する大規模フラットネットワーク制御技術
H26
|
H30
◎国立大学法人名古屋大学
GR(Grouped Routing)を発案しこれを利用したネットワークアーキテクチャの評価やノード構成まで含んだ検討など、実用的で魅力ある成果を数多く輩出しており、目標の達成度、費用対効果は極めて高いと判断する。特に、学術的な成果の発表とそれに対する外部評価は極めて高く、アピール度も非常に優れている。知財関係の努力も引き続き行って頂きたい。
今後本委託研究の後半では、最終目標である課題 (特に課題A-2フラット網光信号品質モニタ・監視技術の研究開発) との連携により、例えば、アプリケーションドリブンのフロー設定などを可能とする新たな光通信システムの実証が求められているので、早急に機構とも協議し、統合化に向けた作業工程の作成が必要である。その結果を再度提出することが課題全体の効果的な進展を図るために必要である。
S
176B02 大規模フラットネットワーク基盤技術の研究開発

課題B 柔軟な高速可変性を活用する大規模フラットネットワークの検討

副題 大規模フラットネットワーク構築のための弾力性のある光パス設定制御
H26
|
H30
◎公立大学法人大阪府立大学
資源割り当てや経路制御の点から多面的なアプローチをとっており、成果は上がってはいるが、実用化に向けては一層の深堀が必要である。今後は、課題Aとの連携を踏まえて研究項目を絞り込んだ計画が必要である。OFCでの招待講演など、投資に見合う成果を上げる能力を実施体制は有している。目標を0としている特許出願に関しては、課題Aとの共同でもよいので、目標を設けたほうが良い。
今後本委託研究の後半では、最終目標である課題A (特に課題A1 超高速光スイッチサブシステム基盤技術の研究開発) との連携による、例えば、トラフィック増加に伴った動的設備追加や切替など、新たな光通信システムの実証が求められているので、早急に機構とも協議し、意見交換と作業工程の作成が必要である。その結果を再度提出することが課題全体の効果的な進展を図るために必要である。
A
国立大学法人大阪大学
総合評価の評価点 S:非常に優れている A:適切である B:やや劣っている C:劣っている

(注)本中間評価結果を踏まえ、平成29年度から2年間は、課題Aと課題Bの連携が重要なため、NTTを代表研究者とし、採択番号176A01、採択番号176B01および採択番号176B02の3つを1つの課題に統合することとした。