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平成23年度委託研究中間評価結果(概要)
採択
番号
課題名 研究
期間
(年度)
受託者
(◎印:
代表研究者)
主な評価コメント 評価
142 情報通信・エネルギー統合技術の研究開発 H21
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H25
◎国立大学法人京都大学
各機関で開発されたシステムや機器が、どのように統合されて効果を現すのか、これまでの成果だけから判断するのは難しい。一方、ほぼ独立して機能する機器やシステムは、積極的に実用化に向けて取り組む必要があると思われる。
今後、設定された開発目標の実現に当たっては、効果を実証できる規模で実験を行う必要がある。
A
国立大学法人神戸大学
大和ハウス工業株式会社
株式会社エネゲート
株式会社トランス・ニュー・テクノロジー
146ア01 革新的光ファイバ技術の研究開発

ア マルチコア光ファイバの設計方法および製造方法に関する研究

~マルチコア光ファイバの低損失および低非線形化の検討~
H22
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H24
◎日立電線株式会社
試作によりデータの蓄積を図りつつ、方向を定めている。計画は順調であり、目標はほぼ達成できている。特許、外部発表件数についても目標を達成して頂きたい。
課題イなどとの連携により、設計及び評価についての理論的裏付けに基づいた最適化やファイバの構成に合わせた適用領域の明確化が望まれる。
A
学校法人トヨタ学園
146ア02 革新的光ファイバ技術の研究開発

ア マルチコア光ファイバの設計方法および製造方法に関する研究

~将来の大容量伝送に対応するソリッド型マルチコアファイバの最適化検討およびマルチコアファイバの基本特性の評価~
H22
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H24
◎古河電気工業株式会社
研究は順調に進捗しており、目標はほぼ達成できている。最終目標への計画も妥当である。
ファイバ径の最適化の検討を進めていただきたい。
課題イとも連携し、標準化に向けて必要となるデータの蓄積にも配意して進めていただきたい。
測定器・測定技術関係では、成果をPRすることをお願いしたい。
A
国立大学法人東北大学
146ア03 革新的光ファイバ技術の研究開発

ア マルチコア光ファイバの設計方法および製造方法に関する研究

~クロストークの条長依存性を考慮した高密度マルチコアファイバ~
H22
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H24
◎株式会社フジクラ
課題イとの連携により、クロストークの測定結果を理論的にも検討しており、順調な進展で目標は達成されている。構造パラメータと信頼性の関係に関する指針などの考え方も含め検討が進められており、十分なものと考える。
大口径化については、信頼性も含め検討を深め、また、他の課題とも連携してクラッド径の標準化の検討も進めてもらいたい。
A
146ア04 革新的光ファイバ技術の研究開発

ア マルチコア光ファイバの設計方法および製造方法に関する研究

~マルチコア光ファイバの最適製法とコア間干渉低減法~
H22
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H24
◎三菱電線工業株式会社
研究は順調に進捗しており、目標は達成している。最終目標への計画も妥当である。
クラッド径の小型化、低コスト化が課題である。パラメータの最適化を含め、クラッド径については、課題イとも連携して、理論面も併せ検討を進めていただきたい。
A
146ア05 革新的光ファイバ技術の研究開発

ア マルチコア光ファイバの設計方法および製造方法に関する研究

~低損失・低クロストーク・量産可能なマルチコア光ファイバの研究~
H22
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H24
◎住友電気工業株式会社
計画に沿って順調に進んでおり、目標はほぼ達成できている。
Aeff(実効断面積)、クロストーク評価などについて新たな提案も考慮されており、十分な取組であると判断できる。
今後の製造に向けての課題は若干見えない部分もあるが、最適クラッド径やケーブル化の仕様などについても検討願いたい。
A
146イ 革新的光ファイバ技術の研究開発

イ マルチコア光ファイバの性能評価方法の研究および実用方式に向けての研究
H22
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H24
◎日本電信電話株式会社
一部に若干遅れている部分があるが全体としては順調に進捗しており、目標はほぼ達成できている。
最終目標への計画も妥当である。課題アとの連携・検討結果の共有について、さらに強力に進める必要がある。今後の標準化に向けたファイバパラメータの検討、ケーブル化への指針など、世界をリードする技術としてアピールしていただきたい。
A
公立大学法人大阪府立大学
国立大学法人北海道大学
国立大学法人横浜国立大学
14701 光統合ネットワークの管理制御およびノード構成技術に関する研究開発

~柔軟なネットワーク管理とサービス提供を可能とするリアルタイムマルチエージェントシステム~
H22
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H25
◎国立大学法人大阪大学
達成の量(数、マイルストーン)については評価できるが、さまざまな環境を考慮していない点から考えると、効果(実用性)は限定的であると言わざるを得ない。
同じ研究群(光パスパケット統合)の他の研究の優先度について精査が必要である。
B
公立大学法人大阪府立大学
14702 光統合ネットワークの管理制御およびノード構成技術に関する研究開発

~光統合ネットワークの制御技術と光パケット安定処理技術の研究開発~
H22
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H25
◎ルネサスエレクトロニクス株式会社
研究分担者どおし密な連携を保ちながら研究の速度を上げており、非常に優れた費用対効果を得ている。
ハードウェアについては目標以上の、制御技術についても計画通りの成果を出しており、目標の達成度は高い。また、完成した場合には技術的インパクトが大きく、実用化による波及効果もそれだけ大きくなると予想される。
S
富士通株式会社
国立大学法人大阪大学
14703 光統合ネットワークの管理制御およびノード構成技術に関する研究開発

~アプリケーション指向型パケット・パス管理システムの研究開発~<
H22
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H25
◎株式会社クラウド・スコープ・テクノロジーズ
本システムが、光パスパケット統合ネットワークを可視化し、デモンストレーションや限定された運用ができる唯一のものであり、研究の継続や体制は妥当である。
但し、アラームなど極めて重要な運用機能が抜けており(当初計画にはなかったが)、早急に予算措置を講ずることが求められる。
S
総合評価の評価点
S:当初の目標以上に達成した A:当初の目標通り達成した B:当初の目標の一部を除き概ね達成した C:当初の目標を達成しなかった