表紙写真2020年2月に完成した可搬型光地上局の写真。光アンテナ部分にあたる35cm望遠鏡が搭載されている。可搬型光地上局は大気の状態に影響を受けやすい衛星-地上間空間光通信において、好条件の場所を選んで光通信を実現する目的で開発された。本研究開発は、総務省「ICT重点技術の研究開発プロジェクト(JPMI00316)」のうち「衛星通信における量子暗号技術の研究開発(JPJ007462)」の一環として実施された。左上図世界で初めて50kg級超小型衛星に搭載された光通信機器(小型光トランスポンダ:SOTA)により、鋭いレーザ光を東京都小金井市にあるNICT光地上局に正確に向けて、衛星で撮影したカメラの写真画像を光通信により伝送する実験に成功しました。スペースICT特集2宇宙通信技術の革新で、陸・海・空・宇宙を広帯域でシームレスに結ぶスペースICTの新時代に向けた動きは…門脇 直人4宇宙通信研究室 第4期中長期計画の取組状況豊嶋 守生6衛星通信と5G / Beyond 5Gの連携三浦 周8ハイスループット衛星や超多数衛星をつなぐグローバル通信網の最適化技術試験衛星9号機の計画とネットワーク制御技術の実現に向けて阿部 侑真10新しい世界を開くキューブサットへの超大容量光通信技術カラスコ−カサド アルベルトTOPICS12国際宇宙ステーション–NICT光地上局間の双方向光通信実験成功による2020年グッドデザイン賞受賞 宗正 康13NICTのチャレンジャー File 14 大倉 拓也小さな航空機でもインターネット利用を可能にする薄型電子走査アレイアンテナINFORMATION1414第25回「震災対策技術展」横浜 出展のお知らせワイヤレスネットワーク総合研究センター オープンラボ2021開催のお知らせFEATURE12021年 年頭のご挨拶理事長 徳田 英幸
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