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NICT、「NAB ショー 2009」に招待出展

~ もう夢ではなくなった、No Longer Just a Dream ~

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2009年4月15日

独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」という。理事長:宮原 秀夫)は、平成21年4月20日(月)~4月23日(木)に米国ラスベガスで開催される全米最大の放送機器展NABショー(http://www.nabshow.com/)に招待され、下記のとおり出展をいたします。

NICTは、今回、「リアルタイム実写カラー電子ホログラフィ」を初めとし、「大画面裸眼立体映像表示システム」、「多感覚インタラクションシステム」、「超臨場感立体音響システム」等 “3D技術”を中心とした、あたかも“その場”にいるような自然でリアルなコミュニケーションを実現する、立体映像・音響の再現技術や触覚も含めた五感インタラクション技術等7点の展示物を展示・デモンストレーションいたします。

また、「超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム」(URCF)との共同展示(3点)も併せて行います。(詳細は別紙参照)

NICTは、ブースの展示テーマ“No Longer Just a Dream”のように、遠い先であると思われていた未来の映像、音響システムを着実に現実のものにする努力を、今後とも続けてまいります。

なお、4月19日(日)17:00から、NICTブースN925において、プレス発表をいたします。




 

日 時 : 2009年4月20日(月) ~ 4月23日(木)

場 所 : 米国ネバダ州 ラスベガスコンベンションセンター北ホールN925 NICTブース

展示物別紙 のとおり




別紙

NICTの出展内容

【1】 リアルタイム電子ホログラフィ (写真1)

NICTが開発したリアルタイムで実写の入力表示が可能なカラー電子ホログラフィシステム(撮影装置、変換装置および表示装置)を展示します。ブースでは、実際に動いている被写体を撮影し、その場でホログラムを再生、得られた動画像を表示します。
 

【2】 異なる放射指向性をもつスピーカによる立体音響の実現(写真2)

NICT が開発した異なる放射指向性を持つスピーカは、あたかもその場に演奏家が存在するかのような超臨場感音響を実現しました。このスピーカ を3台使って、トリオ形式の音楽コンテンツを展示します。各演奏者の存在を感じることができると同時に、これまでにない臨場感を体験できます。

写真1  写真2

【3】 大画面裸眼立体映像表示システム

煩わしい3Dメガネをかけずに楽しめる70型フルハイビジョンの立体ディスプレイを展示します。独自のプロジェクタアレイとスクリーン光学系により、見る位置に応じた適切な立体像をご覧いただけます。
 

【4】 多感覚インタラクションシステム

「多感覚インタラクションシステム」は仮想物体とのインタラクティブな体験を可能にします。実物は何もないのに、あたかも3次元世界に物があるかのように、見て、触れて、音が聞こえます。今回のデモでは、3D映像、感触、接触音を統合して、古代の銅鏡を再現しました。
 

【5】 gCubik: 手に取れるキューブ型立体ディスプレイ

gCubikは、10cm四方の箱の中に立体映像が特別なメガネなしで観察できる立体ディスプレイです。立体映像を共有したり、手に持つ感覚が得られることをデモンストレーションします。 
 

【6】 裸眼空中映像インタラクションシステム : (空中映像を操作できるフローティングタッチディスプレイ)

空中に像が浮かび上がるディスプレイを展示します。また、この空中像に触れることにより、インタラクションができる機能をデモンストレーションします。
 

【7】 ミリ波超高精細画像伝送システム用デバイス技術

将来の超高速・超高精細画像(SHD)伝送システムの実現に必要な基盤技術であるミリ波デバイス技術に関して、パネル展示を行います。

 

超臨場感コミュニケーション産学官フォーラムURCFとの共同出展

超臨場感コミュニケーション産学官フォーラムURCF (Ultra-Realistic Communications Forum)は、総務省/NICTが2007年3月に設立した産学官連携組織です。あたかもその場にいるかのような感覚を提示する超臨場感コミュニケーション技術、すなわち、超高精細・立体映像、高臨場感音場再生、触覚・嗅覚を含めた五感通信などを実現するために、関係する研究者・事業者・利用者等が広く参集し、情報交換や異文化交流を行いながら、産学官で連携して研究開発・標準化等を効果的に推進しています。(http://www.scat.or.jp/urcf/

【8】 4K超高精細映像システム/コンテンツ  (超高精細映像基盤作業班)

NICTが制作した4K超高精細映像コンテンツ「きわみ-匠がつづる京景色」を、4K非圧縮映像ハードディスクレコーダー((株)計測技術研究所)と 56インチ大型4K液晶ディスプレイ(アストロデザイン(株))を用いて上映します。なお、NICTは、これまでに「4K映像基盤技術」を世界に先駆けて完成しました。 
 

【9】 インタラクティブ・パノラマ映像システム  (多視点映像作業班)

複数のHDカメラ映像からパノラマ映像を合成し配信するシステムを展示デモンストレーションします。なお、パノラマ映像合成技術はNTTが開発完成したものです。NTTでは、スポーツやコンサートをbox seatで視聴するかのような臨場感の高い映像を家庭で楽しむことが出来る映像サービスの実現を目指しています。展示では、パノラマ映像から視聴者が注目する領域を視聴するコンセプト展示を行います。
 

【10】 4K2Kフレームメモリシステム  ((株)ビー・ユー・ジー)

PC一台で、4K2K(3840x2160)非圧縮映像の録画/再生を可能とする4K2KフレームメモリボードBUG 4K-BOXを展示デモンストレーションします。オンボードメモリを使用するため、PCのスペックによらずコマ落ちの無い録画/再生が可能です。
 

 

本件に関する 問い合わせ先

ユニバーサルメディア研究センター

推進室 木村 和宏
Tel:0774-98-6916
Fax:0774-98-6942
E-mail:

広報 問い合わせ先

総合企画部 広報室

報道担当 廣田 幸子
Tel:042-327-6923
Fax:042-327-7587
E-mail: