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格子暗号の安全性評価アルゴリズムの実装コードを公開

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2016年6月6日

国立研究開発法人 情報通信研究機構

NICTサイバーセキュリティ研究所は、暗号の安全性評価を実施しており、その一環として、量子コンピュータでも解読が難しいと期待される次世代暗号の一つとして知られる、格子暗号の評価を行っております。このたび国際会議Eurocrypt 2016*1にてNICT研究者により発表された格子暗号評価アルゴリズムのC++言語による実装コードを公開いたしました。

暗号方式の安全かつ効率的な運用のためには、適切なパラメータ設定が必要ですが、そのためにはパラメータと解読にかかる時間の具体的な関係を評価する必要があります。具体的には、①暗号解読アルゴリズムのモデル設計および②小さなパラメータに対する解読実験を行い、それらのデータから外挿することで、パラメータと時間の関係式を導出します。

これにより、種々の格子暗号方式を共通の土台で評価することが可能となり、耐量子コンピュータ暗号の普及に貢献すると期待されます。

実装コードのダウンロードおよび掲載論文情報等は、以下を参照ください。

*1 2016年5月8日~12日にオーストリア、ウィーンにて開催。

   

本件に関する問い合わせ先

サイバーセキュリティ研究所

セキュリティ基盤研究室 青野 良範
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